実は間違いだらけ?デリケートゾーンと膣の正しいケアとは
普段デリケートゾーンと膣のケアをしているという人はごくわずか。しかし正しい方法でケアすることで、妊活力が高まる…年齢を重ねてからも健康的で女性らしくいられる…など良いことだらけなんです!女性にとって大切な部分のケアについて、女性特有の体の悩みに応えるヨガインストラクターの仁平美香さんと、植物の力で体を整えるスペシャリストである植物療法士の南上夕佳さんにうかがいました。
正しい洗浄と保湿でデリケートゾーンの3大お悩みを解決!
南上さん(以下、南上):デリケートゾーンの中でも外陰部のお悩みトップ3は、ニオイ、かゆみ、おりものです。まずデリケートゾーン専用のソープで外陰部をきちんと洗い、清潔に保つことが大切です。
仁平さん(以下、仁平):専用ソープがあるとは知らず、ボディソープで洗っている人は多いですよね。
南上:そうなんです。なぜボディソープがNGかというと、デリケートゾーンはpH値が体の他の部分より低く、弱酸性だからです。アルカリ性のボディソープで洗うとpHバランスが崩れ、きちんと洗っているつもりでもバリア機能が低下し雑菌が繁殖しやすくなるんです。おりものは本来不快なニオイがないのに、間違った洗い方をしてニオイがキツクなることも。
仁平:デリケートゾーンは顔の皮膚より繊細なので、ごしごし洗いも禁物ですね。ボディブラシやタオルで洗うと皮膚を傷つけてしまいそう。
南上:ニオイが気になるからと言ってごしごし洗うと、摩擦や刺激が黒ずみの原因に。専用ソープをよく泡立て、V・I・Oゾーンを指でゆっくり優しく洗うのがおすすめです。仁平さんがデリケートゾーンのケアで気を付けていることは?
仁平:汚れがたまりやすい膣の大陰唇と小陰唇のひだも指を使って丁寧に洗いたいですね。そのためにはデリケートゾーンの構造を理解する必要があります。鏡を見て顔のお手入れをするように、みなさんにもデリケートゾーンも鏡でチェックしながら洗う習慣を付けてほしいです。女性にとって大切な体の一部なので、恥ずかしがる必要はまったくありません!
南上:あとは、洗浄後の保湿も大切です。デリケートゾーンは水分を蓄える角質の層が顔の半分以下。だから乾燥しやすく、専用のローションやオイルクリームを使いしっかり保湿することをおすすめします
仁平:これからはフェイスケアと同じくらい、デリケートゾーンにも気を配る女性が増えてほしいですね。
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