POSE & BODY
ヨガの呼吸法「プラーナヤーマ」のすごい効果を知っている?やり方と重要性を学ぼう
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プラーナヤーマの重要性
呼吸が大事なことはあえて言う必要はないだろう。コングが「私には呼吸は不要です、なんて言えないでしょう?」と言うように、私たちは皆、呼吸なしでは生きられない。プラーナヤーマではその呼吸に意識を集中する。アイアンガーは「プラーナヤーマの目的は呼吸機能を活性化すること。それに伴い循環器系の働きも改善される」と書いている。彼は他の運動競技や肺活量についても触れている。「アスリートや登山者、ヨギーたちの最大肺活量は通常の男性よりも格段に多く、それが超人的なパフォーマンスを可能にしている」プラーナヤーマと深い呼吸は、抜群の健康効果をもたらす。血圧や心拍数を下げて酸素交換量を増やし、さらにストレスや不安感を和らげるのだ。
様々な種類のプラーナヤーマの中には、ある健康効果に特化したものもある。例えばナディ・ショーダナ(片鼻呼吸法)は集中力を高め、右脳と左脳のバランスを調える。シムハーサナ(獅子のポーズ)で行う浄化の呼吸法は、ストレスや緊張を和らげる。プラーナヤーマには呼吸に意識を向けるだけのシンプルなものから複雑なものまで、数えきれない程のやり方がある。それぞれの調息法には独自の効果があるが、すべてのプラーナヤーマに呼吸器系を改善する効能がある。これは極めて重要なことだ。人間が生命維持に絶対欠かせない身体機能は、呼吸だからだ。人間は水なしでも数日、食べ物がなくても数週間は生きられる。だが呼吸が止まれば、すぐに命は尽きてしまう。それ故、生命を司る最も基本的な機能の一つが健康全般に影響を及ぼすというのは、理にかなっていると言えるだろう。
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