背中丸まってない? 前屈が上達する驚きのコツとは

 背中丸まってない? 前屈が上達する驚きのコツとは
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櫻井麻美
櫻井麻美
2019-06-04
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背中を伸ばすために自分に合った軽減をしよう

では、ハムストリングスが硬く骨盤からうまく体を倒すことができないときは、どうしたらいいでしょうか?まず、第一にヨガは自分に合った体の使い方をすることが大切です。インストラクターの真似をしたり、隣の人と同じだけのポーズをとることが目的ではありません。周りと比べず、自分の状態をまず理解し、そこから自分で心地よく安定できる場所を探してみましょう。そのためには、自分に合わせてポーズを緩めたり、軽減していくことが必要です。”うまく”ポーズができないのは、恥ずかしいことではありません。ヨガにうまい下手はありませんから、そのように練習に向き合ってみましょう。

具体的には、体を倒す際に膝を少し曲げてみましょう。ハムストリングスのついている場所は坐骨からすねの骨です。膝を無理に伸ばそうとすると、うまく伸びないハムストリングスに坐骨がひっぱられて骨盤が後ろに倒れたり、前に動かなかったりします。そうすると、背骨を曲げてしまわなければ上半身は前に行きません。前屈では膝を曲げても構いません。

膝を曲げることで、ぎゅうぎゅうに伸ばされていたハムストリングスにゆとりを持たせてあげましょう。すると、坐骨が動くゆとりができ、骨盤からうまく前に倒れ、上半身を伸ばしながら前屈をすることができます。背中を伸ばすためには、骨盤から動かすことが必要不可欠です。

膝を曲げることで、骨盤から背骨のラインをまっすぐ保ちながら前屈をしてみましょう。その時、背中が丸まり始めるポイントがあるはずです。丸まらないで済む場所まで戻りましょう。そこが、自分に今ちょうどいいポーズが取れる場所です。そこから先は、ただ背中を丸めているだけでハムストリングスには伸びを加えることはできません。気持ちのいい伸びを感じながら、自分にちょうどいい場所で、ポーズを味わいましょう。

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自分にちょうどいいところを探して背筋を伸ばした前屈をしてみましょう!
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