肌トラブルの原因に?「腸内環境」が肌に与える影響【美容皮膚科医 山崎まいこ先生に学ぶ ♯3】

 肌トラブルの原因に?「腸内環境」が肌に与える影響【美容皮膚科医 山崎まいこ先生に学ぶ ♯3】
Hiromi Hashimura
広告

こんな生活・食習慣の人は注意!

腸内環境が悪化する要因にはどのようなものがあるのでしょうか。普段何気なく行なっている習慣や食事が、腸内環境を悪化させて、肌への悪影響になっているかもしれません。

「外食が多かったり、甘いものをよく食べたりする人は、食生活を見直す必要があるでしょう。最近クリニックへいらっしゃる方にも多いのが、ヘルシーだという理由でサラダだけを食べていること。生野菜は消化にも時間がかかり、腸が弱っている人には逆効果。また直接関係がないように思える、冷えや睡眠不足なども腸に負担をかけてしまっています」(山崎先生)

<腸内環境を悪化させてしまう、生活・食習慣>

▶︎冷え

手足だけでなく、おなかも冷えている人は、腸内環境が乱れやすいので注意。肌への栄養もきちんと届いていない可能性大です。ホルモンバランスも乱れやすくなります。

▶︎睡眠不足

寝ている間に、細胞の再生や修復が行われているため、睡眠時間が不足したり、質が低下したりしてしまうと、必然的に肌へも悪影響に。

▶︎糖質の摂りすぎ

糖質は悪玉菌のエサになるため、腸内環境を悪化させる大きな原因に。また過剰に摂取すると、体内で糖化が進んで毛細血管がダメージを受けやすくなるため、肌に栄養が届きづらくなります。さらに皮脂も過剰分泌に。

▶︎早食いはNG

早食いをしてしまうと、しっかり噛むことができていないため、消化に負担がかかります。基本的なことですが、一番大切。お金をかけずにすぐできるので、さっそく意識してみましょう。ひと口につき最低30回が目安です。

▶︎古く酸化した油の摂取

肌の潤いを保つためには、油を摂取することは必要なのですが、酸化している油を摂るのと、それが細胞を作る素になってしまうので、NG。脂っこいものが好きな方や外食が多い方は気をつけましょう。

▶︎サラダだけの食事が多い

腸内環境が悪く、便秘がちな人は特に、生野菜を控えましょう。生野菜は消化に負担がかかるので、野菜を食べる時はスープにしたり温野菜にしたり、少しでも消化に負担をかけない方法を。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

text by Hitomi Takano
photos by Hiromi Hashimura



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

山崎まいこ先生
山崎まいこ先生
山崎まいこ先生