【前屈ができないなら試して!】無理なく股関節から前屈するのに役立つシンプルなイメージ術

【前屈ができないなら試して!】無理なく股関節から前屈するのに役立つシンプルなイメージ術
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無意識に体に入っている余計な力みに自分で気づき、それをやめることで効率的な体の使い方ができるようになることを目標としているアレクサンダーテクニークの実践者が、体に起こる様々な問題を解剖学も交えて考察するシリーズ。イメージ術などの思考という面から、体の使い方を変える方法を提案します。80回目のテーマは「前屈」です。

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前屈を深めたくて毎日トレーニングしているけれど…

前屈ができない理由のひとつとして、ハムストリング(太ももの裏側の筋肉)や大臀筋(お尻の筋肉)などの柔軟性が挙げられます。そこでこれらの筋肉を緩めるエクササイズを行って、前屈の準備をしている人は多いと思います。

ただ長年の習慣によって固くなってしまった筋肉をほぐすのは、一朝一夕にはいきません。エクササイズを定期的に行うなど、それなりの積み重ねが必要なのは当然です。それでも、なかなか効果が現れなくてイライラするというのもありますよね。そんなときに、“今のあなたの前屈”から一歩先へ効果を深めるのに役立つイメージ術をご紹介します。

股関節で前屈をしようとして体に起こること

前屈では腰だけで曲がろうとすると負担がかかりやすいため、骨盤から倒れるようにして股関節を使うことをよく指示されます。しかしながら、骨盤を倒すことに終始していると、どうしても腹筋ばかりに力が入り、脊椎を支えているほかの部分はおざなりになりがちです。

試しに骨盤を倒すことを強く意識しながら、前屈してみてください。お腹や胸から頑張って倒そうとしていることに気付く人もいるのではないでしょう。そしてある程度までは骨盤を倒すことができても、どこかでストッパーがかかったようになり、「これが限界なのか」とモヤモヤしているのではないでしょうか。それは腹筋とそれに連動する腸腰筋などの股関節を使う筋肉が力み過ぎて、それ以上は動けないように制限をかけているからだと考えられます。よって股関節の可動域をより活かすには、脊椎も意識に入れることで腹筋の力みを和らげるといいでしょう。

イメージだけで脊椎や全身を動かせるお手軽な方法

1. 頭の位置を思い出せば、背すじが自然に伸びる

頭の位置を思い出せば、背すじが自然に伸びる
イラストAC


まず、頭が自分の体のどこにあるのかを思い出してください。頭は自分の目で確認することができないため、勘違いしやすい部分です。頭として意識してほしいのは、鼻先や耳たぶから上の部分。あなたが思っている以上に高いところにあると実感できるのではないでしょうか。そのように頭を意識するだけでも首が楽になって、背すじが伸びたと感じる人もいると思います。

そして、頭の位置を意識ながら前屈します。

2. しっぽをイメージすることで、さらに脊椎が伸びて股関節が動く

しっぽをイメージすることで、さらに脊椎が伸びて股関節が動く
イラストAC


1に加えて、尾骨の先にしっぽがあって、そのしっぽが後ろに伸びていく様子をイメージします。このイメージで脊椎周辺の筋肉の余計な力みがさらに抜けて、股関節ももっと動いてくれることでしょう。

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しっぽをイメージすることで、さらに脊椎が伸びて股関節が動く