「桃」は朝と夜で楽しみ方が変わる。管理栄養士が教える旬の果物の食べ方|管理栄養士が解説
夏が旬の桃は、みずみずしく甘い味わいが魅力の果物です。水分だけでなく、カリウムや食物繊維などの栄養素も含まれています。そこで今回は、管理栄養士の視点から時間帯に合わせた桃の楽しみ方を紹介します。
桃が夏にうれしい3つの理由
水分補給代わり
桃は、水分を多く含む果物のひとつです。冷蔵庫で1〜3時間ほど冷やしてから食べれば、暑い時期のおやつや食後のデザートとして、甘さとみずみずしさを楽しむことができます。
日常の水分補給は水やお茶などを基本にしながら、桃も水分を含む食品のひとつとして取り入れるとよいでしょう。
体内の水分バランスサポート
桃に含まれるカリウムは、体内のナトリウムの排出を促し、体内の水分バランスを保つために大切な栄養素です。むくみが気になる方は、桃を取り入れてみるのもよいでしょう。
腸内環境のサポート
桃に含まれる水溶性食物繊維のペクチンは、腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整える働きが期待されています。
不溶性食物繊維は水分を吸収して便のかさを増やし、腸を刺激することで、スムーズな排便をサポートします。
桃は朝と夜、どっちがおすすめ?
朝に食べる場合
桃は皮をむいて切るだけのため、忙しい朝でも取り入れやすい果物のひとつです。ただし、桃だけでは栄養バランスが十分とはいえません。
そのため、ヨーグルトなどのたんぱく質を含む食品や、パン、オートミールなどの主食と組み合わせるのがおすすめです。
和食の場合は、主食・主菜・副菜をそろえた朝食に、桃をデザートとして添えるのもよいでしょう。
夜に食べる場合
桃は夕食後のデザートとして取り入れるのもよいでしょう。ただし、果物にも糖質が含まれているため、夜遅くにたくさん食べるのはおすすめできません。
夕食後に桃を食べる場合は、適量を楽しむことを意識しましょう。
結局、桃は朝と夜どっちがいい?
一概に、朝と夜のどちらがよいと言い切ることはできません。大切なのは、食べる時間帯だけではなく、1日の食事全体のバランスと食べる量です。
ただし、桃を多めに楽しみたい場合は、活動量の多い朝や昼などの日中に食べるのがおすすめです。夕食後に食べる場合は、食べる量を意識しながら、旬のおいしさを楽しみましょう。
管理栄養士おすすめ!桃の食べ合わせ3選
桃+ヨーグルト
発酵食品であるヨーグルトは、たんぱく質を含む食品であり、食物繊維を含む桃と組み合わせることで、腸内環境を意識したい人にもおすすめです。
切った桃にヨーグルトを添える手軽さから、朝食の準備が大変という人や小腹が空いたときのおやつによいでしょう。
桃+チーズ
チーズは桃の甘みとも相性がよく、塩気があるため、食事として桃を楽しみたいときにもおすすめです。
チーズには桃に多く含まれないたんぱく質やカルシウムなどが含まれています。
桃+モッツァレラチーズ+生ハム+葉物野菜を組み合わせれば、手軽に作れるおしゃれなサラダも楽しめます。
桃+ナッツ
おやつとして桃を取り入れるときにおすすめなのが、ナッツとの組み合わせです。桃は糖質を含む一方、ナッツには脂質やたんぱく質などが含まれています。
桃だけでは不足しやすい栄養素を補うことで、満足感のあるおやつとして楽しみやすくなります。
桃を楽しむときに知っておきたいこと
桃は果物なので糖質も含まれており、量を気にせずいくらでも食べてよいというわけではありません。1日の果物の摂取量は200gが目安とされているため、桃だけで取り入れる場合は、皮や種を除いた可食部で200g程度、一般的な大きさの桃なら1個程度を目安にするとよいでしょう。
桃は生のままだけでなく、缶詰やジュースなどの加工品として食べることもできますが、旬の時期には、桃そのものの甘みや香り、みずみずしさを楽しめる生の桃を選ぶのもおすすめです。
旬の桃を、自分に合ったタイミングで楽しもう
桃は水分やカリウム、食物繊維などを含む、夏に楽しみたい果物です。
朝か夜かにこだわりすぎず、1日の食事バランスや食べる量を意識しながら、旬の桃をおいしく楽しみましょう。
【参考文献】
文部科学省 | 日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年
厚生労働省|e-ヘルスネット
わかさ生活|わかさの秘密
ライター/管理栄養士 亀崎智子
管理栄養士×セラピスト(野菜ソムリエ・中級食品診断士 )。食に関する講演や記事執筆・監修、体の本来の機能を取り戻すお手伝いをする整体のセラピストとして、家族丸ごと体の内と外にゆとりをつくるサポートを行っている。また、満月の日に、乾物と塩で作るふりかけと即席スープの素の製造販売も行っています。インスタグラム:kamegohan0528
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