「毎朝、自分の心と体に“天気予報”をつける」望月理恵さんが実践する、ご機嫌な私でいるための習慣

「毎朝、自分の心と体に“天気予報”をつける」望月理恵さんが実践する、ご機嫌な私でいるための習慣
Photo by Azusa Hasegawa

フリーアナウンサーとしての活躍に加え、輝く笑顔やその若々しいスタイルから、年齢を感じさせない美しさがたびたび話題となっている望月理恵さん。その姿からは想像できませんが、現在、更年期真っ只中でもあります。ご自身の更年期症状への気づきや、体調を取り戻すための治療について伺った前編に続き、後編では今も続く症状との付き合い方や発酵玄米を取り入れた食生活、さらに「機嫌の良い自分」でいるための心の整え方について伺います。

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先輩からの金言と、今も続く症状へのアプローチ

―――前回のお話では、気分の落ち込みや疲れやすさなどの不調をきっかけに更年期を意識するようになり、ご自身に合ったケアを取り入れながら体調が戻ってきたこと、そして更年期について知り、今の自分に何ができるか考えることも大切だとお聞きしました。

やる気が出ないとか、落ち込むといったような気分的なものはそこで落ち着いたのですが、体の症状は今も少し残っています。最近は少しのぼせたり、頭の後ろに汗をかく感じというか。「ああ、これがよくみんなが言っている更年期症状なのか」みたいなものは今も続いていて。あと、手のこわばりがひどかったり、体がやけに乾燥するというのもありますね。

―――その症状に関しては、何か治療などはされていますか?

更年期の治療にはHRT(ホルモン補充療法)などの選択肢がありますが、私は子宮筋腫もあるため、医師と相談しながら治療について考えています。今のところは「なんとなく症状があるな」と感じながらも、特別な治療はせずに過ごしています。

―――特に治療をしないことで、何か不自由されていることはありますか?

朝起きたては、やっぱり手が動かないなっていうのが気になります。でも周りの先輩に話すと、「みんなこういうのあるから大丈夫!もっと自分をいたわりなさい」って指を反らすストレッチを教えてくれて、それをやってみたりはしています。

―――同じように更年期を経験した先輩たちのアドバイスで、治療以外にもできることを取り入れているのですね。ほかにも心掛けているケアなどはありますか?

何かちょっとしたことがあれば病院に行ったりもしますし、特に子宮筋腫のこともあるので、定期的に婦人科には行っています。それと、体がとても乾燥するようになってしまったので、そのケアはしていますね。その都度現れる症状に関しては、その都度ケアするようにしています。

食と運動は“10年後の自分”への投資。無理なく続ける日々の習慣

―――更年期症状の改善や気分転換にスポーツをされる方もいますが、望月さんはいかがですか?

今まではゴルフに月1回行く程度だったのですが、ちょうど2ヶ月前から新しく運動を始めたところです。ボディメイクトレーナー樫木裕実さんのスタジオで、運動というよりも、体の正しい使い方を学ぶようなレッスンに月に2回通っています。

―――始めたきっかけは何だったのでしょうか?

実は膝が鳴ることがたまにあって(笑)。そこから「10年後も健康に歩けるかな」と考えて、正しい体の使い方を身につけたいと通うようになりました。座り方ひとつとっても『こうなのか!』と新たに学ぶことばかりで。これはもう10年後に向けて、本当に長期計画で、自分をいたわるプロジェクトのひとつとして考えています。

望月理恵

―――食に関しても、心身の健康のために気をつけていることや、こだわっていることはありますか?

食は昔から大好きで、特に自分で一から作るのが大好きなので、いろいろとやるようにしています。でも別に「それしか食べない」とかは全くなく、「なるべくこういうのは食べない」くらいは決めていますが、外食もしますし、たまにはカップ焼きそばを食べる日もあります(笑)

―――その中で、特に体に合っていてお気に入りのものはありますか?

やっぱり発酵食品ですね。発酵玄米とぬか漬け、あとお味噌も自分で作っていますし、生姜を漬けたり玉ねぎを酢漬けにしたり。これはちょっとずつサラダに入れたりして食べるんですけど、こういうのが便秘にはすごくいいのかもしれないと思っています。

特に発酵玄米はおすすめです。これは専用の炊飯器で炊いて、そのまま10日間ほど持つので、家に帰るといつでも食べられる状態なのも便利なんです。最近、この炊飯器をテレビ番組で紹介した時に、美容家や美容好きの方も発酵玄米に注目していると話題にもなりました。とにかく美味しいので、無理なく続けやすいのも魅力です。

―――更年期世代はむくみや体重の増減で悩む人も多いのですが、望月さんは何か対策をしていますか?

もともと体重の増減はあまりないタイプなのですが、発酵玄米や発酵食品のおかげか、体重はずっと安定しています。どちらかといえば「あれもこれも体にいいから食べる」というより、「何を食べないか」を意識しています。

割と普段から、家ではご飯と味噌汁とぬか漬けという、ちょっと回復食のような食事が基本なのですが、外食が続いた時や前日食べ過ぎた時などには、特にそういった食事を取り入れてなんとなく調整します。体重で一喜一憂したくないので、体重計にはあまり乗りません。

体の「天気」に合わせ、自分を責めないメンタルケア

―――さまざまな更年期症状と向き合ってきて、更年期以前と価値観が変わったなということはありますか?

自分の体と本当に向き合う時が来たんだなと実感しています。自分の心身の状態って、本当に「お天気予報」みたいなものだと思っていて。更年期世代は、朝起きて「今日は気持ちがいいな」と思える晴れの日もあるけれど、ほぼ曇りか雨じゃないでしょうか。「ここが痛いな」とか「何だかだるいな」とか、でも「仕事しなきゃ」とか…。

ときには超土砂降りの時もありますよね。その時は本当に傘やカッパを用意するように、自分なりのケアをするようにしています。「今日は絶対早めに帰ってお風呂にゆっくり入ろう」とか、「今日は顔がむくんでいるから、しっかりマッサージしてからメイクしよう」とか。朝起きたときの、自分の体の天気に合わせて行動するようになりました。

―――私自身も更年期症状に振り回された経験があるので思うのですが、調子のいい日は「今日は晴れだ、ラッキー」と感じるほど、日によって心身の状態が違うことがありますよね。体のケアだけでなく、自分の心を癒すようなケアはされていますか?

最近は、仕事がないときには誰にも会わずにお風呂にゆっくり入るとか、一人で自分のケアをするようにしています。人と会って元気になれる人ならワイワイするのもいいかもしれないですけど、私は一人の時間がケアになるタイプだと思うので、一人での行動が増えたかもしれません。

そして二度寝しても、ちょっと食べ過ぎても、不摂生しても許してあげる。「自分のそういうちょっとしたことを許してあげる」っていうのも、結構心身にいいかもと思っています。「これもあれもできない」と自分を責めがちなので、そこは許すことを意識するようにしています。

望月理恵

更年期は暗闇じゃない。周りを巻き込んでおおらかに

―――今、更年期で悩んでいる人や苦しんでいる人に向けて、伝えたいことはありますか?

更年期は自分だけで抱えるのではなく、人に話して共有して、何かいい対処法や治療を見つけていってほしいなと思います。落ち込んだりするような症状がある時は、自分が暗いトンネルの中にいるような気がするけれど、更年期は決して暗闇じゃなく、実は道がたくさんある。そこに気づくには誰かに話したり、知識を得ることが本当に大切だなと思うんです。

過去に、更年期症状で寝込んでいた母に対して「なんでずっと寝てるの? 私たちのご飯は?」と思ってしまったことがあり、今になってとても反省しています。昔は更年期の話はなかなかオープンにできなかったのもあり、私に更年期の知識がなかったせいもあると思います。でも今は、こうして気軽に話せるいい時代になったので、どんどん社会的にもアップデートしてほしいですよね。

「更年期イコール意地悪」みたいなイメージが昔からあったじゃないですか。あれはやめてほしいですよね(笑)。そのイメージを払拭するには、自分自身の知識だけでなく、周りの知識を上げることも必要だと思います。最近では、企業の管理職研修などで更年期の知識を取り入れているところもあるようなので、そういうことを通じて周りの理解も深まれば、お互いに優しくできるんじゃないかなと。

そのためにも、これは更年期に限らずですけれど、「人にはそういう時もあるよね」と思えることが大切かもしれません。例えば私は、仕事で塩対応の方がいたとしても、相手も自分も責めず、「ここに来るまでに何か嫌なことがあったのかな」と考えるようにしています。私自身も「目指せ、機嫌の良い女」がモットーではありますが、ずっと機嫌よくいられなくても、無理にずっと笑ってなくてもいい。そういう日があることも受け入れてあげたいと思っていますし、自分にも人にも少しだけ優しくなれたらいいですよね」

プロフィール:望月理恵さん

望月理恵

セント・フォース所属。兵庫県生まれ。1994年、「世界ふしぎ発見!」(TBS)のミステリーハンターとして活動開始。2004年から2022年まで「ズームイン!!サタデー」の司会としても活躍。2021年6月にはセント・フォース取締役に就任。テレビやラジオをはじめとして幅広く活躍中。現在は「THETIME,」(TBS)「DayDay.」(日本テレビ)「望月理恵のエンタメ︎カフェ」(ラジオ日本)などにレギュラー出演中。また、脂質オフに特化したブランド「NOILLY」のプロデュースも行っている。

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インタビュー・文/前田聡美
撮影/長谷川梓

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