うどんより低GIでも油断禁物。そうめん単体の食事が血糖値を上げやすくなる理由|管理栄養士が解説
暑い季節になると、そうめんやうどんなどの麺類を食べる機会が増えますよね。血糖値が気になる場合、そうめんとうどん、どっちを選んだ方がいい?そんな疑問を持ったことはないでしょうか。今回は、そんな疑問を解決します。
血糖値が上がりやすい理由とは?
食後の血糖値の上がりやすさを示す指標に「GI値(グリセミック・インデックス)」というものがあります。GI値とは、ブドウ糖を100としたときに、食品を食べた後の血糖値がどのくらいの速さで、どの程度上昇するかを数値化したものです。
一般的に
・GI値70以上:高GI食品
・GI値56〜69:中GI食品
・GI値55以下:低GI食品
と分類され、GI値が高い食品ほど、血糖値が急激に上昇しやすいと考えられています。
そうめんとうどん、GI値が高いのは?
そうめんとうどんのGI値を比べると
・そうめん:約60〜70(中〜高GI)
・うどん:約70〜80(高GI)
GI値だけを比較すると、うどんの方がやや高く血糖値が上がりやすいのはうどんだということが分かります。
しかし、実際に食べる場合はそうめんの方がのど越しが良く、量も多く食べてしまいがちなので、その分血糖値も上がりやすくなります。
GI値は食品単体を食べた場合の目安です。実際の食事では、たんぱく質や野菜、食物繊維と一緒に食べることで血糖値の上がり方は変わるため、GI値だけにとらわれる必要はありません。
大切なのは「何と一緒に食べるか」
GI値が高いからと「うどんは食べない方がいい」というわけではありません。
血糖値への影響は、組み合わせ次第で大きく変わります。例えば、うどんだけを食べるのではなく、
・卵
・鶏肉
・薄揚げ
・かまぼこ
などのたんぱく質をプラスし、さらに
・サラダ
・わかめ
・おくら
・トマト
・きゅうり
などの野菜や海藻を一緒に食べることで、栄養バランスが整いやすくなります。
今日からできる小さな工夫
血糖値が上がりやすいのは、一般的にはうどんですが、食べ方を工夫すれば十分楽しめます。麺類は悪者ではありません。大切なのは「麺だけ」で終わらせないこと。暑い夏もおいしく、無理なく血糖値対策を続けていきましょう。
【参考】
「食品のGI値」を活用し、健康な体をつくりましょう! | 山梨県厚生連健康管理センター
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く







