今すぐ取り入れやすい【耳鼻咽喉科の医師推奨】鼻炎をケアする「食材」

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鼻炎で悩んでいる、すべての人へ!花粉症、副鼻腔炎、鼻水・鼻づまりなど鼻の悩みがまるっとスッキリ、鼻の名医が実践する驚きのメソッドが一冊に。医学博士の木村至信(きむら・しのぶ)さんの著書『1万人の鼻の悩みを解決した医師が教える 鼻炎のリセット法』(アスコム)より内容を一部抜粋して紹介します。

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アレルギー症状を抑える食品

発酵食品、ビタミンCは、アレルギー症状を抑えるという効果が医学的に証明されています。発酵食品には、味噌、醤油、ぬか漬け、キムチ、ヨーグルト、チーズなどがあります。いわゆる乳酸菌の働きによって作られる発酵食品です。それ以外では、納豆も発酵食品です。ビタミンCを多く含む食品には、赤のパプリカ、キャベツ、ブロッコリー、ミニトマト、ジャガイモ、キウイ、イチゴ、みかんなどがあります。

食卓に取り入れやすい漢方の食材

一般的な薬はなるべく避けて自然なものに頼りたい方には、「漢方の食材」をおすすめします。薬としてではなく、日常的な食べ物や飲み物として、漢方薬の成分を取り入れるのです。漢方薬は効きが遅いこともあり、服薬を挫折しがちですが、食材なら気楽に取り組めるので、漢方薬に挫折した方にもおすすめです。漢方の食材を使った「食事療法」というわけです。また、漢方薬には「同じ成分が入った薬は避けなければいけない」など、併用に制限がありますが、食材の効果はかなりゆるやかですから、「清肺湯を飲みながら、玄米を食べる」などといった薬と食材の併用も問題ありません。私がおすすめする食材は、次のとおりです。

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五味子(ごみし)

色がきれいな果実です。鼻の粘膜を潤わせ、また、咳を止めたり痰を出したりするので、漢方薬の小青竜湯や清肺湯にも入っています。2、3個を湯飲み茶碗に入れ、お湯を注いで、お茶として1日3回ぐらい飲むといいでしょう。韓国では、甘くしてよく飲まれます。韓国食材の専門店や、インターネットの通販などでも手に入ります。

半夏(はんげ)

カラスビシャクという、サトイモ科の植物の茎です。体内のいらない粘液を外に出す効果があります。半夏自体は苦みがあって、食材には適していません。ですから、成分の近い里芋や山芋を、代わりに食べることをおすすめします。

粳米(こうべい)

玄米のことです。炊飯器で炊いて食べられます。粘膜を潤わせ、鼻水や痰を抑えます。ビタミンCが含まれているので、アレルギー体質の方におすすめです。 

麦門冬(ばくもんどう)

ユリ科のジャノヒゲの根です。漢方薬の麦門冬湯の主成分で、鼻水や痰を抑えるので、薬膳料理によく使われています。2、3個を湯飲み茶碗に入れ、お湯を注いで、お茶として1日3回飲みましょう。粳米(玄米)よりも効きは早いはずです。専門店のほか、インターネットの通販でも手に入ります。

杏仁(きょうにん)

杏(あんず)の種です。痰を出したり、咳を抑えたりします。痰も鼻水も、どちらも粘膜から出る分泌物ですから、鼻水を抑えることにもなるのです。デザートの杏仁豆腐が最も一般的ですが、杏の実を食べることでも効果を期待できるでしょう。

天門冬(てんもんどう)

ユリ科のクサスギカズラの根で、体内の粘膜を潤わせます。はちみつ漬けになっている市販品もあるので、ヨーグルトなどに入れたり、お湯に溶かしてお茶にしたりして飲むのもいいでしょう。専門店をはじめ、インターネットの通販でも手に入ります。

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デザートを杏や杏仁にするとか、白米を玄米に置き換えるとか、コーヒー代わりに1日1回は五味子や麦門冬のお茶を飲むとか、いろいろ試せます。繰り返しますが、即効性はありません。リセット法や処方薬に比べれば気休め程度の効果でしょう。ですが、気休めも真剣にやれば効果が出るもの。鼻は感覚器なので、自分が「良くなった」「これで安心」と感じることはとても大切です。いろいろなことを試す患者さんを診ていると、それを実感します。

漢方薬ではありませんが、メンソール、ミント系アイテムなどでも、医学的なエビデンスはありませんが、粘膜が潤い、鼻の不快な症状が軽減することは大いに考えられます。花粉症に効かなくても、傷んだ喉、鼻や目の粘膜をケアする効果があると感じるものは、どんどん取り入れていいでしょう。ちなみに、一時はアレルギーに効くといわれた甜茶は、実はあまり効果は期待できません。甜茶よりも、私は半夏の代わりの里芋や、五味子をおすすめします。

 
『1万人の鼻の悩みを解決した医師が教える 鼻炎のリセット法』(アスコム)
『1万人の鼻の悩みを解決した医師が教える 鼻炎のリセット法』(アスコム)

 この本の著者…木村至信(きむら・しのぶ)

医学博士、耳鼻咽喉科、頭頚部外科。専門は音声学・癌・難聴遺伝子。信州大学病院に勤務後、難聴遺伝子、遺伝子解析研究のスペシャリストとして厚生省で研究に携わり、米国ネブラスカ州国立リサーチ病院に留学、研究を続ける。大学病院での高度医療、癌センターでのオペ研修など医療のトップレベルで15年以上勤務。横浜市大医学部にて医学博士を取得。現在、横浜市内のクリニックで地域密着の診療に励んでいる。1万人の鼻の悩みをもつ患者を救ってきた名医として定評がある。一方、幸せな人生には鼻と耳の健康こそ不可欠だという考えのもと、国内外でボランティア医療に従事。毎年、フィリピンのマニラを訪れ、「歯医者、耳鼻科医、救急医に診てもらえるのはせいぜい一生に一度」というスラムの人びとに無償で医療を提供する活動を継続している。独特の癒しキャラを生かして医療コメンテーター、コラムニストとしても活躍。木村至信BANDのヴォーカルとしてもメジャーデビュー。シンガーソングライターとしても活動中である。

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