ポイントは「誰のための話か」を言葉にする?!【脳科学者が伝授】人の心を動かす伝え方

ポイントは「誰のための話か」を言葉にする?!【脳科学者が伝授】人の心を動かす伝え方
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「何回伝えても伝わらない」そんな日常のコミュニケーションのイライラは、この本で解消!脳科学者の西剛志(にし・たけゆき)さんの著書『脳科学×最新研究が解き明かす64のテクニック 「伝える」が「伝わる」に変わるひみつ』(アスコム)より、内容を一部抜粋して紹介します。

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人は「自分のため」より、「人のため」に惹かれる

伝え方NG:〇〇が大切なんです!
伝え方OK:みんなが働きやすい環境にするために〇〇が大切です! 

人の心を動かすのは「正しさ」ではない

人に何かを伝えようとしたとき、「どれだけ論理的に説明できているか」「どれだけ正しいことを言っているか」に意識が向きがちです。けれども、実は、人の心を動かしているのは、そこではありません。伝えるのがうまい人たちを分析すると、ある共通点が見えてきます。それは、話の中に「誰のための話か」がハッキリ入っているという点です。多くの人を扇動するカリスマもよく使う言葉で、これを「道徳的信念の表現」と呼びます。といっても、立派な思想や正義感のことではありません。「自分の評価のためではなく、誰かの役に立ちたいという視点が言葉ににじんでいるか」ということです。

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伝え方に「誰のためか」を添える

私たちは、本能的に「自分のために動いている人」よりも、「人のために動いている人」に心を寄せます。実際、Kononov & Ein-Gar(2025)の研究では、人のために行動している姿を見るだけで、「信頼できそう」「感じがいい」という印象に加えて、見た目の魅力まで高く感じられる傾向があることが報告されています。大切なのは、何かを大げさに掲げることではありません。「〇〇が大切なんです!」と主張するよりも、「働きやすい環境にするために、〇〇が大切なんです」「チーム全体が楽になるために、こうしたいと思っています」この一言が添えられるだけで、相手の受け取り方は大きく変わります。

価値観は「誰のためか」という視点が見えた瞬間に、伝わりやすくなるのです。人としての魅力は、「快感」「共感」「信頼感」という3つの感覚から生まれます。そして、その魅力をまとった人の言葉は、特別な話術がなくても、自然と人に届きます。伝えることがうまい人は、自分をよく見せようとしているのではありません。「この話は、誰の役に立つのか」を、無意識のうちに言葉に乗せているだけなのです。

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まとめ

伝えたいことがあるときは、「正しいかどうか」だけでなく、「誰のための話か」を言葉にしてみる

 
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『脳科学×最新研究が解き明かす64のテクニック 「伝える」が「伝わる」に変わるひみつ』(アスコム)

この本の著者…西剛志(にし・たけゆき)

脳科学者(工学博士)、分子生物学者。1975年生まれ。東京工業大学(現東京科学大学)大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人の脳のしくみ、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、全国の上場企業から教育機関、高齢者、主婦までこれまで4万人以上に講演会を提供。テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』をはじめ、NHKから日本経済新聞までメディア出演多数。著作は『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)、『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える 「やりたいこと」の見つけ方』(PHP研究所)、『脳科学的に正しい! 子どもの非認知能力を育てる17の習慣』(あさ出版)など、海外を含めて脳に関する書籍は累計発行部数 45万部を突破。また、TBS Podcast『脳科学, 脳LIFE』のパーソナリティとして、脳科学の最新知見をわかりやすく発信している。

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