もう他人の期待に応えるのはやめませんか?「がんばる」ことを手放す思考術
本当は自分の好きに、自由に、他人の目なんか気にせずに生きていきたい。けれど実際は、人は「やらねば」「やるべき」という「しがらみ」に縛られて生きていませんか?この本には、そんな「しがらみ」からあなたを解放するヒントが、ふんだんに盛り込まれています。「心屋仁之助」を改め、再出発を果たしたJin佐伯仁志の最新刊『大変申し訳ないのですが、わたしの人生なのでほっといてもらえないでしょうか?』(アスコム)より、内容を一部抜粋して紹介します。
誰かの期待に応えようとがんばるから、心がつらくなる
自分がしたことで誰かが喜んでくれたり、それこそほめられたりすると、とても嬉しい気持ちになりますよね。でも、ここにあなたをつらくさせる原因が潜んでいます。みんなの期待にうまく応えられると、喜ばれたり、評価されたり、ほめられたりするから、また期待に応えようとがんばりはじめるからです。すると、また喜ばれるから、自分の時間を削ってまで、ますます努力を繰り返すようになります。これは底なし沼です。でも、ずっとうまくいき続けることはありませんから、あるとき、まわりの期待に応えられないことが起こります。すると、「どうして喜んでくれないの?」「こんなに努力しているのに!」という気持ちになって、他人や社会に対する恨みが募っていくのです。まわりの人は、ただ意見や感想を伝えているだけなのに……。
いま家庭や職場などでつらさを感じている人は、もう他人の期待に応えるのはやめませんか。なんなら、「裏切ってやるぜ!」くらいでもいいです。それよりもそして、他人に評価されなくても、ほめられなくても、自分が楽しいと思うことをする。楽しさを優先させてみませんか。人のためにがんばるんじゃなく、自分が楽しくいるためにがんばるんです。子どもの頃、まわりの期待に応えて、親や先生にほめられたのはいい思い出にして、これからは自分の思うまま、もっと軽やかに生きていきましょう。とはいえ、そんなすぐにはできませんけど、まずは食べたいものを食べて、行きたいところに行って、着たいものを着て、やりたいことをやる、をひとつずつ、ですね。だって、誰かがあなたのために自分を犠牲にしてがんばられたら、「やめてー!」って思うよね。
よく誤解されるのですが、僕は「がんばる」ことをすべて否定しているのではありません。そもそも、「がんばれば~」「がんばらなければ~」という、「がんばる」を、ものごとを「うまくいかせる」ための条件づけにすること自体がおかしいと思っています。「がんばる」こと自体が悪いことではないし、がんばれる人は、がんばって生きればいいのです。かつての僕も、必死にがんばって生きていた時期があり、その経験があったからこそ、「がんばらない」価値を見出すことができました。でも、いいたいのは、「がんばれないこと」を無理してがんばる必要はないということです。まわりの人が、「もっとがんばれ」「あなたはやればできるから」といってきても、あなたがやりたくなかったり、もう無理だと思ったりするなら、そんな意見は、「それってあなたの感想ですよね」と流してみる。がんばっても、がんばらなくても、あなたの価値は変わりませんし、あなたががんばらないことで、まわりの人も自分が嫌なことをがまんしないようになり、自分の「得意」を発揮しやすくなるとはいえるでしょう。
がんばりすぎると自分を嫌いになる
あと、ついがんばってしまうのは、評価や評判を落とされたり、怒られたり、迷惑をかけたくないから、ですよね。そして、がんばれない自分が嫌になるからでもあるでしょう。もう怖がらなくていいです。大丈夫です。評判は落ちますし、怒られます。でも、それを怖がってがんばり続けてると、自分に厳し過ぎると、自分の気持ちを無視し過ぎると、自分のこと嫌いになっちゃいます。そのほうが僕は問題じゃないかなと思います。ええ、経験者です。
この本の著者…Jin佐伯仁志(じん・さえき・ひとし)
兵庫県生まれ。元心理カウンセラー、「魔法のうた」シンガーソングライター。大学卒業後、佐川急便で19年間勤務ののち、「心屋仁之助」としてセミナーやカウンセリングスクールを運営する。2012年に日本テレビ系列のバラエティ番組で性格リフォームの匠としてレギュラー出演、「魔法の言葉」に多くの芸能人が涙した。著書は70冊、累計600万部となる。2015年より、カウンセラー業と並行して音楽活動を開始。2017年には、日本武道館にて弾き語りの「独演会」を開催し、5,500名を動員した。2020年末にカウンセラーとしての活動を卒業。2021年に「Jin佐伯仁志」に改名後、本格的に音楽の道で挑戦中。
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