マタニティヨガ、なぜよい?心理師が考える、ヨガが妊娠中の「心」にもたらすメリット

マタニティヨガ、なぜよい?心理師が考える、ヨガが妊娠中の「心」にもたらすメリット
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石上友梨
石上友梨
2026-06-12

妊娠中、体はめまぐるしく変わっていきます。そんな時期に、自分の体と静かに向き合う時間として、マタニティヨガがあります。今回はその効果と、始める前に知っておきたいことをお伝えします。

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妊娠中の体には、様々な変化が起きています。重くなるお腹、変化する重心、眠れない夜、正体のわからない不安。ホルモンバランスの変化によって関節や靭帯が緩み、重心が前方に移動することで腰や背中への負担が増します。むくみや息切れ、睡眠の質の低下も多くの妊婦さんが経験することです。こうした変化に寄り添うための実践として、マタニティヨガは世界中で取り入れられています。

身体へのメリット

マタニティヨガがもたらす体への効果は多岐にわたります。まず、腰痛やむくみの軽減。妊娠中に多くの人が悩む腰や背中の痛みに、ヨガの穏やかな動きとストレッチが助けになることがあります。血行が促進されることで、足のむくみが和らぐことも期待できます。次に、骨盤底筋への働きかけ。マタニティヨガには骨盤底筋を意識した動きが多く含まれており、妊娠中や産後に起こりやすい尿漏れの予防・改善につながることがあります。

また、深い呼吸の練習。ヨガで培う呼吸法は、出産時の呼吸にも活かすことができます。呼吸が深まることで、身体のリラックスにつながることがあります。さらに、出産・産後に向けた身体づくり。股関節周りの柔軟性を高め、体幹を整えることが、出産時の身体の使い方や産後の回復を助けることがあります。

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心へのメリット

妊娠中は不安やストレスが高まりやすい時期でもあります。マタニティヨガの呼吸と動きは、心身のリラックスやストレスの軽減に役立つ可能性があることが研究で示されています。また、コルチゾールの低下が報告された研究や、睡眠の質の改善が報告された研究もあります。

そして、自分の身体に意識を向けるこの時間は、お腹の赤ちゃんとの対話の時間にもなります。今の自分の身体を感じ、ありのまま受け入れる練習として、マタニティヨガはあります。変化していく身体を「そうなんだね」と受け取り、自分と赤ちゃんがより心地よくなる方へと身体を導いていく。そんな静かな時間は赤ちゃんとのつながりを深めてくれるかもしれません。

始める前に知っておきたいこと

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マタニティヨガは、必ず専門のマタニティヨガの先生のもとで行うことが大切です。通常のヨガとは異なり、妊娠週数や体の状態に合わせたポーズの選択と調整が必要になります。

たとえば、お腹を圧迫する強いねじりのポーズは子宮への血流を妨げる可能性があり、避けるべきとされています。妊娠後期に仰向けで長時間いるポーズは、母体の血圧低下を招き、赤ちゃんへの酸素供給に影響することがあります。強い腹筋を使うポーズや逆転ポーズ、過度な呼吸法なども、週数や体の状態によっては注意が必要です。

同じポーズでも「やってよい」「やめたほうがいい」という判断は先生によって異なることもあります。気になることはその都度先生に確認しながら進めること、そしてかかりつけの医師にも相談しながら取り組むことをおすすめします。妊娠中の体と心に、静かに寄り添う時間を持つこと。マタニティヨガはそのひとつの入り口です。変化の多いこの時期に、自分を大切にする時間として、ぜひ取り入れてみてください。

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