【公認心理士が教える】人間関係がよくなる、感じのいい「話し方」

【公認心理士が教える】人間関係がよくなる、感じのいい「話し方」
AdobeStock

「感じがいい」は性格ではなく、誰でも身につけられる技術。これまで2万人以上の相談を受け、のべ6万人以上に企業研修や講演を行ってきた大野萌子さんが、人間関係をよくするために大事な「話し方」を教えます。著書『いつも感じがいい人はこんなふうに話している』(アスコム)より内容を一部抜粋して紹介します。

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

感じのいい人とは一緒にいて「安心」できる人

例えば、「普通、打ち上げには出席するよね」という言い方には、相手の意思を尊重しない強制的な響きがあります。これでは、言われた側は安心できません。「参加してくれると嬉しいけど、どうする? 都合が合わなければ無理しないでね」のように、まずは相手に聞く、相手の自由意思を脅かさないことがポイントです。「あの映画すごく面白かった!」と同伴者が言った時は、「確かに面白かったけど、少し長かったよな」と思ったのであれば、正直に自分の感想を話せばいいのです。別に相手に合わせておべんちゃらを言う必要はありません。ただし、最初のひと言は「否定」ではないほうがいいでしょう。

例えば、「あの映画すごく面白かった! 少し長かったけど、最後まで引き込まれたね」のように肯定、否定、肯定の順番で、「肯定サンドイッチ」をつくると一気に印象が変わります。最後に否定がくると、否定が強調されてしまうので、真ん中にもってくるのがコツです。

AdobeStock
AdobeStock
 

「仕事だいぶ進んだね」と仕事のパートナーが話した時は、「まだ先は長いよ」と思っていても、否定から入らずに「そうだね、だいぶ進んだね。この調子であと少し進めるとゴールが見えそうだね」というように、相手の言ったことを繰り返す(肯定する)+前向きな言い方でもっと頑張ることを伝えるのがいいでしょう。否定の言い方がクセになっている人は、肯定的な言い方をするクセをつけましょう。難しくはありません。「ダメ」ではなく「こうしよう」と言えばいいだけです。

例えば、あなたは、相手に何かをお願いをしたり説明したりする時は、どんな話し方をしますか?次のうち感じがいいのはどちらでしょうか?

「そこのドアは閉めないようにしてください」
「そこのドアは開けておいてもらえますか?」

「絶対遅れないでね」
「〇時に着くようにお願いします」

「この書類、こんなふうには書かないでください」
「この書類は、こういうふうに書いてください」

「走らないで!」
「歩いてくださいね」

AdobeStock
AdobeStock

誰しも後の言い方のほうが、感じがいいと思うでしょう。なぜなら、前の言い方は「指示」「命令」のニュアンスが強く出ているからです。言った本人は普通に頼んだつもりでも、言われた側が「なんで命令されなきゃいけないの?」とカチンときてしまうかもしれません。自由意思を脅かされるので、安心ができない話し方なのです。

AdobeStock
『いつも感じがいい人はこんなふうに話している』(アスコム)
 

この本の著者…大野 萌子(おおの・もえこ)

公認心理師、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士、一般社団法人「日本メンタルアップ支援機構」代表理事。カウンセラーとしての長年の経験を活かし、人間関係をよくするコミュニケーション、ストレスマネージメント、ハラスメント対策を専門とする。カウンセリングは2万人超、講演・研修は内閣官房人事局をはじめ、大手企業、大学などで6万人を対象に行ってきた実績を元に、テレビ、ラジオ、新聞などのメディアでも活躍。『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)は51万部のベストセラーとなった。他に『できる上司のZ世代をモンスターにしない言葉』(ビジネス社)、『「かまってちゃん」社員の上手なかまい方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。メディア出演は『世界一受けたい授業』(日本テレビ)、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)など多数。

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

AdobeStock
AdobeStock
AdobeStock