更年期障害、性欲の減退、アレルギー・アトピー性皮膚炎…原因不明と思われた体の不調、その原因は小麦だった?!

更年期障害、性欲の減退、アレルギー・アトピー性皮膚炎…原因不明と思われた体の不調、その原因は小麦だった?!
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しつこい疲れ、便秘や胃腸の不調、花粉症などのアレルギー症状…原因不明と思われた体の不調、その原因は小麦だった?!本間良子(ほんま・りょうこ)さんの著書『小麦抜きのすすめ 3週間の脱小麦であなたの体に奇跡が起きる!』(アスコム)より内容を一部抜粋して紹介します。

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【症状】更年期障害 体力も気力もなくなってただただ疲れる

副腎は性ホルモンのバランスにも関係しています。副腎疲労がひどくなると、更年期障害や、女性なら「月経前症候群(PMS)」などを引き起こしてしまうのです。そもそも、更年期障害と副腎疲労の症状は似ています。とくに女性の場合は、加齢によって更年期に入ると、卵巣から分泌される女性ホルモン「エストロゲン」「プロゲステロン」が急激に低下していきます。これらのホルモンが低下すると、ほてりや発汗、体力の低下や抑うつ症状といった、典型的な更年期障害を引き起こしていきます。

ただ、人間の体は、卵巣の機能低下を代替する機能が備わっています。それが、副腎です。卵巣の代わりに、副腎がエストロゲンとプロゲステロンの分泌を担ってくれるのです。でも、このとき、副腎が疲労していたらどうなるでしょうか?更年期に入ったら、もう副腎に頼るしかないのに、副腎が分泌する性ホルモンが少なすぎて、更年期障害がもっとひどくなってしまうのです。もう少しくわしく説明すると、体内の炎症などで副腎が疲れていると、副腎は材料のコレステロールから、「火消し」のためのコルチゾールをつくるのを優先し、性ホルモンをつくる分まで使ってしまうのです。

結果として、副腎疲労の人は、更年期障害をさらに悪化させてしまいます。もちろん、副腎が疲労していると、男性も更年期障害になります。男性も更年期になると、精巣から分泌される男性ホルモン「テストステロン」が減少し、副腎へとバトンタッチされるからです。ただし、男性は女性ほどホルモンが急激に低下しないので、更年期障害の症状はゆるやかに現れる傾向があります。それでも気分が落ち込んだり、五十肩をはじめ筋肉が痛んだり、やる気が下がったり、記憶力や計画性が衰えてものごとを考えにくくなったりするような症状が増えていくことを覚えておきましょう。

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【症状】性欲の減退 面倒になって性的な関心を持てない

副腎が疲労すると、重い更年期障害までいかない場合でも、性欲は低下していきます。なぜなら、先に副腎疲労になると、男性はテストステロン、女性はエストロゲンの分泌が低下すると書きましたが、このふたつのホルモンの前に分泌される「DHEA」というホルモンの分泌自体が減ってしまうからです。つまり、DHEAが減ると、そこから男女両ホルモンをつくれなくなってしまうということです。すると、性的なものにあまり興味が持てなくなり、ただただ疲れてしまうといった性欲の低下につながることに。

「性欲が衰えたのは年齢のせいかな……?」そう感じる人がいますが、たしかに気持ちの面はあるものの、身体的には、疲れや炎症が原因で、性ホルモンが分泌されなくなっているからなのです。もちろん、DHEAは体にとって大切なもの。しかし、体に炎症があったり、強いストレスがかかったりすると、副腎はそれに対処することを優先し、コルチゾールのほうを大量に分泌します。「生きるか死ぬか」に関わるコルチゾールのほうが、やはり性ホルモンより優先されるわけです。ちなみに、性欲の減退を感じたときに、栄養剤や薬などを飲んで対処しようとする人もいるかと思います。でも、本当の原因は、ホルモンバランスが根本から崩れているから。そのため、性ホルモンの分泌をよくするにも、まず副腎の疲れを取り除くことが必要なのです。

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【症状】アレルギー・アトピー性皮膚炎 どれだけステロイド剤を塗っても治らない!

コルチゾールには、免疫機能を調整する働きがあります。ただし、これは適切な量のコルチゾールが分泌されている場合に限ったことです。副腎疲労になると、コルチゾールが過剰に分泌されたり、その後分泌が少なくなったりして、免疫機能がどんどん低下してしまいます。そして、コルチゾールが十分に分泌されなければ、花粉症やアトピー性皮膚炎などの「アレルギー」をさらに悪化させることになる。

そもそも、なぜアトピー性皮膚炎になるかといえば、皮膚に「もれ」があるからです。腸の炎症によって「腸もれ」になると、毒素や異物が全身をめぐり、それが皮膚にも入り込んで炎症を起こし、アトピー性皮膚炎などになります。本来、皮膚にはバリア機能があり、なにかが簡単に染み込むような組織ではありません。しかし、タイトジャンクションがゆるんでいると、そこから毒素や異物が入ってしまい、アレルギーを起こしやすくなってしまいます。「例年より花粉が少し増えただけで、比較にならないほどの症状でつらい」「食器用洗剤を使うと、すぐに手が真っ赤に荒れてしまう」そんな症状が現れることで、皮膚がどんどん敏感になっていくのです。いずれにせよ、小麦によって、結果的に皮膚が「もれ」てしまうとアレルギーになるし、小麦によって副腎が疲れると、免疫がアレルギーを抑えることもできなくなります。外部からどれだけステロイド剤を投入してもなかなか治らない原因は、まさに小麦による副腎疲労にあるといえるでしょう。

 
『小麦抜きのすすめ 3週間の脱小麦であなたの体に奇跡が起きる!』(アスコム)
『小麦抜きのすすめ 3週間の脱小麦であなたの体に奇跡が起きる!』(アスコム)

この本の著者…本間良子(ほんま・りょうこ)

スクエアクリニック院長。日本抗加齢医学会専門医、米国抗加齢医学会フェロー、日本医師会認定産業医、日本内科学会会員。
聖マリアンナ医科大学医学部卒業後、同大学病院総合診療内科入局。副腎疲労の夫をサポートした経験を活かし、米国で学んだ最先端医療に基づく栄養指導もおこなう。アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)の提唱者であるウィルソン博士に師事し、日本初の「副腎疲労外来」を開設。また「グルテンフリー外来」を立ち上げ、心身のケアを行う。

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『小麦抜きのすすめ 3週間の脱小麦であなたの体に奇跡が起きる!』(アスコム)