いつもよけてない?実はすごい「グリーンピース」の栄養|管理栄養士が解説

いつもよけてない?実はすごい「グリーンピース」の栄養|管理栄養士が解説
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青臭さやパサついた食感が苦手とされ、敬遠されがちなグリーンピース。料理の彩りとして脇役のイメージがありますが、実は野菜の中でも食物繊維やたんぱく質が豊富な栄養価の高い食材です。豆と野菜の“いいとこ取り”をしたグリーンピースの栄養について、管理栄養士が解説します。

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グリーンピースにはどんな栄養がある?

グリーンピースの主な栄養素は以上の通りです。

100gあたりのグリーンピース(生)の栄養価

  • エネルギー:76kcal
  • たんぱく質:6.9g
  • 脂質:0.4g
  • 炭水化物:15.3g
  • 食物繊維:7.7g
  • β-カロテン:410μg
  • ビタミンB1:0.39mg

それぞれの栄養素の特徴を詳しく解説していきます。

豊富な食物繊維で腸をきれいに

生のグリーンピース100gには、7.7gもの食物繊維が含まれています。これはレタスの約7倍に相当します。特に多いのが「不溶性食物繊維」。不溶性食物繊維は水分を吸収して便のかさを増やし、排便をサポートする働きがあります。また、老廃物を体外へ排出し、腸内環境を整える効果も期待できます。

豆と野菜の“いいとこ取り”!たんぱく質も摂れる

グリーンピースは、えんどう豆が完熟する前の若い種子を収穫したものです。完熟すると、豆大福やみつ豆などに使われる「えんどう豆」になります。
グリーンピースは野菜に分類されますが、マメ科の植物であるため、野菜の中ではたんぱく質が豊富である点が特徴です。野菜と豆の中間のような存在といえるでしょう。

β-カロテンで美容と健康をサポート

β-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。ビタミンAには、以下のような働きがあります。

  • 夜盲症や視力低下の予防
  • 粘膜を丈夫にし、ウイルスの侵入を防ぐ
  • 肌のターンオーバーを促し、美肌をサポート
  • 活性酸素を除去し、健康維持に役立つ

ビタミンB1で疲労回復をサポート

グリーンピースには、ビタミンB1も豊富に含まれています。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える際に必要な栄養素です。
ご飯やパン、麺類など炭水化物と一緒に摂ることで、効率よくエネルギーを作り出すサポートをしてくれます。また、疲労やだるさ、食欲不振対策にも役立ちます。

グリーンピースのおすすめの食べ方

油と一緒に食べる

グリーンピースには、ビタミンA・ビタミンE・ビタミンKなどの脂溶性ビタミンも含まれています。脂溶性ビタミンは油と一緒に摂ることで吸収率が高まるため、炒め物やオイル和えなどにするのがおすすめです。

にんにくや玉ねぎと組み合わせる

ビタミンB1は、にんにくや玉ねぎ、ねぎなどに含まれる「アリシン」と一緒に摂ることで吸収率が高まるとされています。ガーリック炒めや玉ねぎ入りのスープなどにすると、栄養面でも相性のよい組み合わせになります。

生と冷凍、どちらがいい?

冷凍グリンピースのイメージ
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香りや風味を楽しみたいなら、生のグリーンピースがおすすめです。旬の時期のものは甘みや香りが格別です。
一方、冷凍グリーンピースも旬に収穫したものを急速冷凍しているため、栄養価に大きな差はありません。ただし、下茹で済みの商品では、カリウムや水溶性ビタミンの一部が減少する可能性があります。味や香りは生に比べるとやや劣りますが、彩りや栄養を手軽にプラスできる便利な食材です。

グリーンピースのおいしい茹で方

グリーンピースを茹でるイメージ
photo by Tanaka

グリーンピースは「嫌いな野菜ランキング」で上位に挙がることもあります。その理由のひとつが、パサついた食感です。
しかし、茹で方を工夫すれば、プリッとホクホクした食感に仕上げることができます。

〈おいしい茹で方〉
① さやから出したグリーンピースに、小さじ1の塩をまぶす
② 鍋に湯を沸かし、沸騰したらグリーンピースを入れて中火で2〜3分茹でる
③ 火を止め、ゆで汁につけたまま粗熱が取れるまで冷ます

〈ポイント〉
最初に塩をまぶすことで、鮮やかな緑色に茹で上がり、軽く下味もつきます。
茹でた後に急冷するとしわが寄りやすく、食感も悪くなります。ゆで汁につけたままゆっくり冷ますことで、プリッときれいに仕上がり、パサつきも抑えられます。

まとめ

グリーンピースは、食物繊維やたんぱく質、β-カロテン、ビタミンB1などを含む栄養価の高い野菜です。
「豆」と「野菜」の特徴をあわせ持つ、まさに“いいとこ取り”の食材といえるでしょう。

苦手意識を持たれがちなグリーンピースですが、調理法を工夫することで食感や風味もぐっとおいしくなります。ぜひ旬の時期や冷凍品を活用しながら、毎日の食事に取り入れてみてください。
 

〈参考文献〉
グリーンピース|とれたて大百科|食や農を学ぶ|JAグループ 
健康長寿ネット 
食品成分データベース

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