味噌汁にトマトを入れるメリットがすごい!出汁不要で「血管年齢」が若返る食べ方|管理栄養士解説

味噌汁にトマトを入れるメリットがすごい!出汁不要で「血管年齢」が若返る食べ方|管理栄養士解説
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「味噌汁にトマト?」と驚くかもしれませんが、実はこの組み合わせ、血管の健康に嬉しい効果がたくさんあります。しかも旨味の相乗効果で出汁いらず。忙しい朝でも簡単に作れて、血管年齢の若返りが期待できる、トマト味噌汁の魅力を解説します。

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トマトの「リコピン」が血管を守る

トマトの赤い色素成分である「リコピン」には、ビタミンEの約100倍ともいわれる強力な抗酸化作用があります。血液中の悪玉コレステロールが酸化すると、血管壁に蓄積して動脈硬化の原因になります。リコピンはこの酸化を防ぐだけでなく、善玉コレステロールを増やす働きも報告されています。継続的に摂ることで、血管の老化を防ぐ効果が期待できます。

トマト
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注目の新成分「エスクレオサイドA」

近年、トマトに含まれる「エスクレオサイドA」という成分が注目されています。熊本大学と東海大学の共同研究により、動脈硬化の初期病変を抑える効果が確認されました。ミニトマトにはリコピンの約21倍も含まれているというデータもあります。この成分は熱に弱いため、味噌汁に入れる場合は火を止めてから加えるのがポイントです。

出汁いらずで旨味たっぷり

トマトには旨味成分「グルタミン酸」が豊富に含まれています。味噌にも同じグルタミン酸が含まれているため、、組み合わせることで旨味が重なり合い、深いコクが生まれます。出汁を取らなくても深いコクが出るので、忙しい朝でも手軽に作れるのが魅力。「出汁を取る時間がない」という方にこそ試していただきたい組み合わせです。

カリウムが味噌の塩分をリセット

味噌汁は塩分が気になるという方も多いのではないでしょうか。トマトにはカリウムが豊富に含まれており、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。トマトを加えることで、味噌の塩分を和らげる効果が期待できます。血圧が気になる方にもおすすめの組み合わせです。

おすすめの作り方

お湯を沸かし、好みの具材を煮たら火を止めて味噌を溶きます。最後にざく切りにしたトマト(1/2個)またはミニトマト(3〜4個)を加えて軽く混ぜれば完成。トマトを加熱しすぎないのが美味しく作るコツ。リコピンは熱に強いですが、エスクレオサイドAの成分を活かすなら、仕上げにサッと加えるのがベスト。卵や豆腐、わかめなど、定番の具材とも相性抜群です。

トマト味噌汁
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まとめ

毎日の味噌汁にトマトを加えるだけで、血管を守るリコピンとエスクレオサイドAが手軽に摂れ、旨味もアップして出汁いらずになります。カリウムが塩分の排出を助けてくれるのも嬉しいポイントです。味噌汁にトマトをプラスして、おいしく血管年齢の若返りを目指しましょう。

参考文献
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
厚生労働省 e-ヘルスネット「抗酸化物質」「カリウム」
野菜情報(独立行政法人農畜産業振興機構)「トマトに含まれるエスクレオサイドAの研究成果について」

記事監修/亘美玲
管理栄養士。病院栄養士として七年間勤務後、食品会社にて約十五年間、メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者を務める。自身の妊娠・出産、離乳食作りの経験をきっかけに母子栄養の研究を重ね、現在は産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座など幅広く活動している。

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トマト味噌汁