凍らせたゼリーは保冷剤代わりになる?お弁当に入れる前に知りたい違い|管理栄養士が解説

凍らせたゼリーは保冷剤代わりになる?お弁当に入れる前に知りたい違い|管理栄養士が解説
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気温が上がってくると気になるのが、お弁当の衛生管理です。暖かくなるにつれて、食品の持ち運びには保冷剤が欠かせません。お弁当のデザートとして凍らせたゼリーを、保冷剤代わりに入れている方も多いのではないでしょうか。しかし、ゼリーを凍らせても保冷剤とは性質が異なるため、代わりにするのはおすすめできません。この記事では、凍らせたゼリーが保冷剤の代わりにならない理由と、保冷剤との違いについて管理栄養士が解説します。

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冷凍ゼリーを保冷剤の代わりにしてはいけない理由とは?

凍らせたゼリーは、溶けるにつれて温度が上昇していくため、一定の低温状態を保つことができません。解凍されれば生の食品と同じ状態になります。そのため、凍らせた食品を一緒に入れても、低温状態を維持することはできません。

さらに、凍らせたゼリーをお弁当のおかずと一緒に詰める場合、溶ける過程で容器の表面に結露が発生します。水分が多い環境は、細菌が増殖しやすくなり食中毒の原因となる可能性もあります。

保冷剤は何からできている?

保冷剤のイメージ
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保冷剤は、水と高吸水性ポリマーを組み合わせてゲル化したものに、防腐剤や安定剤を加えて作られています。高吸水性ポリマーとは、少量で大量の水分を吸収できる素材で、1gで約1リットルの水を吸収するといわれています。

防腐剤は、中の水にカビが生えたり菌が増殖したりするのを防ぎ、万が一袋が破損した場合でも食品が汚染されるリスクを低減します。
安定剤は、水を安定して凍結させ、突起ができにくくすることで袋の破損を防ぎます。これらの働きにより、一般的な保冷剤は0℃前後の温度を一定時間キープすることができます。

小さめの保冷剤は30分程度で溶けることもありますが、大きさやハードタイプなど種類によっては、より長時間の保冷が可能です。
保冷剤は単に水を凍らせたものではなく、一定の温度を保ち、食品の衛生状態を守るための工夫が施されています。暖かい季節には常備しておきたいアイテムです。

暖かい季節にお弁当を持っていくときの注意点

保冷剤を入れる

冷えた状態を維持し、細菌が繁殖しにくい温度を保つためには保冷剤が有効です。お弁当のサイズや食べる時間に合わせて、個数や大きさを調整しましょう。
なお、凍らせたゼリーを持っていく場合も、保冷剤は必ず併用しましょう。

アルミフィルム付きの保冷バッグを使う

保冷機能のあるバッグと保冷剤を併用することで、より安定して低温を保つことができます。保冷バッグは清潔に保つことも重要です。水洗いや洗濯機での洗浄は劣化の原因となるため、アルコールで拭いて除菌しましょう。

冷蔵庫に入れる

職場や学校に冷蔵庫がある場合は、できるだけ早く冷蔵庫や涼しい場所に入れましょう。暖かい場所に放置すると、細菌が増殖する原因となります。

まとめ

冷凍したゼリーには、一定の温度を維持する機能がないため、保冷剤の代わりにはなりません。気温が高くなる季節は食品が傷みやすくなります。正しい保冷方法を実践し、食中毒をしっかり予防しましょう。
 

〈参考文献〉
・これはやってはダメ!冷凍食品に関連するNG特集|冷食ONLINE
・日本保冷剤工業会

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