【夏のお弁当作りは要注意】傷みやすいNG食品と傷みにくいOK食品とは?管理栄養士が解説

 【夏のお弁当作りは要注意】傷みやすいNG食品と傷みにくいOK食品とは?管理栄養士が解説
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和田 梓
和田 梓
2023-06-30

梅雨から夏にかけては気温が高くなり、食品が傷みやすい時期。特にお弁当は調理して食べるまでの間に菌が増えやすく、注意が必要です。今回は調理のポイントと食品の選び方を詳しく解説します。

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夏のお弁当は特に注意 食中毒とは?

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食中毒とは細菌やウイルスがついた食べ物を食べることで、下痢や腹痛、発熱、嘔吐などの症状が出ることをいいます。ただ食中毒をおこす細菌は特別なものではありません。土の中や水、人や動物の皮膚や腸の中など、身近にいるものなのです。そのため、調理途中に菌がついた状態で温かい環境で長時間保存をすると、菌が増えて簡単に食中毒になってしまいます。

細菌による食中毒は「気温」「水分」「栄養」の3つの要素が揃うと急激に増えます。だからこそ気温が高くなる6〜9月は特に注意が必要なのです。

食中毒を防ぐ 調理のポイントとは?

ではどのようなことに気をつければいいのでしょうか?お弁当の調理や保管をする際は以下の3つを心がけましょう。

①食品に素手で触らない

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皮膚にいる細菌が繁殖して、食中毒の原因になることがあります。そのため、調理前は必ず手を洗い、お弁当に食材を詰める時は清潔な箸を使用しましょう。またおにぎりを握る時は素手ではなく、ラップなどを使って調理をするのがおすすめです。

②十分に加熱する

加熱が不十分だと食品中に菌が残ってしまうことに。おかずを作る時は、中までしっかり火を通すようにしましょう。また卵は半熟ではなく、十分に加熱してから入れてくださいね。

③保管は涼しいところで

10〜65℃の温度帯は細菌が増えやすいと言われています。ご飯やおかずは必ず冷ましてから詰めるようにしましょう。また長時間保管する場合は、保冷剤や保冷バックを使用すると安心です。

傷みやすい食材とは?

混ぜご飯

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チャーハンやお寿司など色々な食材が混ざっているご飯は傷みやすいのでご注意を。白飯が苦手な場合は、ご飯にあらかじめ混ぜるのではなく、食べる直前にふりかけなどをかける方がおすすめです。

生野菜・果物

彩りや栄養のために生野菜や果物を入れたくなりますが、時間が経つと水分が出て菌が繁殖しやすくなります。もし入れるのであれば、ヘタを取った丸のままのミニトマトなど、水分が出にくいものがおすすめ。また果物を入れる場合は、別の容器に入れた方が安心です。

煮物

煮物は汁けが多いので注意が必要。特にじゃがいもや里芋などの芋類はでんぷんが多く、傷みやすい食材です。

和え物

和え物のように加熱をした後に食材を切ったり混ぜたりする工程が入るものは、菌がつきやすく増えやすいので注意が必要です。特に白和えのような水分が多いものは傷みやすいので避けるようにしましょう。 

傷みにくい食材とは?

揚げ物や焼き物

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揚げ物や焼き物は調理する過程で食品中の水分が少なくなるので、傷みにくい食材です。から揚げやエビフライ、鮭の塩焼きなどは夏のお弁当におすすめ。ただし、ポテトコロッケはじゃがいもが傷みやすいので注意が必要です。 

濃いめの味付けをしたおかず

塩分や糖分が多いと細菌が増殖するために使われる水分が減るので、傷みにくくなります。夏場のお弁当は塩やしょうゆ、砂糖などの調味料を少し多めにして味付けすると安心ですよ。 

<参考元>

東京都福祉保健局 お弁当をつくるときに、どのようなことに気を付ければよいですか?【食品安全FAQ】

農林水産省 食中毒(しょくちゅうどく)の原因と種類

農林水産省 お弁当づくりによる食中毒を予防するために

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AUTHOR

和田 梓

和田 梓

管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。



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