〈あぐらで座れない理由〉は「柔軟性」じゃないかも?その理由の解説とすぐできるエクササイズ
あぐらで楽に座れない理由、股関節や筋肉が硬いからだと思っていませんか?実はあぐらで座りづらい原因は、筋肉や関節の硬さではない可能性があります。
あぐらで座れない原因、柔軟性ではない?
ヨガを行っていると特に「膝がなかなか床に降りない」「瞑想の時に、楽にあぐらで座っていられない」など、あぐらで座ることに対してのお悩みを多く聞きます。あぐらが苦手と思っている方の多くは、あぐらができない原因を「股関節が硬いから」「筋肉の柔軟性が足りないから」と考えています。確かに股関節周りの筋肉の柔軟性も一つの要素ですが、実はそれ以上に関係しているのが体幹(体の中心)の安定性です。
あぐらで座るとき、骨盤は自然と立った状態になるのが理想です。それにより背骨のポジションや、背骨についている肋骨、そして首と、連携して上半身すべての骨のポジションを正しく保つことができます。
そして、骨が正しいポジションにある時、骨についている筋肉群も正しく機能することができます。特に腹筋や背筋などの体幹の筋肉が働きを含め、上半身全体の筋肉が正しい姿勢を保持するために正しく機能します。力みなく、楽でいられるというのが理想ですが、体幹部分の筋力が弱いと、骨盤を立てるという姿勢がとりづらい、またはその形をキープし続けるために支えることができず、後ろに倒れたり、腰が丸くなったりしてしまいます。
重心が後ろに倒れると後ろにひっくり返ってしまうため、重心バランスを保つために股関節は関節を硬くしたり、膝を上に持ち上げることで、重心を保とうとする働きを起こします。これが、あぐらで座ると膝が上がってしまう、であるとか「股関節が硬い」「あぐらがつらい」と感じてしまう原因になっているのです。
あぐらで膝を楽におろすには?
実は、股関節自体の柔軟性はそれほど問題がなくても、体幹がうまく働かないことで楽に座れないケースは少なくありません。つまり、あぐらのしやすさは「股関節の柔らかさ」だけで決まるものではなく、「体を支える力」とのバランスが大きく関わっています。もしあぐらが苦手だと感じているなら、股関節を伸ばすストレッチだけでなく、体幹を安定させるトレーニングを行うこともオススメします。体の中心が安定すると、骨盤が自然と立ち、股関節の負担が減ることで、あぐらの姿勢もぐっと楽になっていきます。
しかし、体幹を強化するといっても、仰向けで体を起こすようないわるるベーシックな腹筋運動では、あぐらの姿勢が楽になるためのお腹の筋肉は鍛えづらいため、腹筋運動をやっているのにあぐらが楽にならない!と思われる方もいるでしょう。
あぐらで楽に座るための筋肉は、腸腰筋というお腹の奥にあるインナーマッスルを鍛える必要があります。
腸腰筋であぐらが楽になる?!
腸腰筋は、読んで字のごとく、腸裏側にある腰のあたりから、骨盤の内側を通り、太ももの骨の内側に付着している筋肉。
この筋肉が背骨に上手に働くことで、座った姿勢の時に骨盤を立てる動きを作っています。しかし、現代人は猫背・仙骨座りと言われるような姿勢=骨盤を後ろに倒している姿勢でいることが多いため、腸腰筋を働かせて座っていません。これがあぐらで座る時にも骨盤が後ろに倒れてしまうクセにつながっているのです。
イラストAC
腸腰筋を鍛えてあぐらで楽に座れるようになろう!
腸腰筋はインナーマッスルと呼ばれる体の奥にある筋肉のため、見えない、触って意識することが難しいという特徴があります。そのため、「本当に鍛えられているのか不安」と感じることもありますが、じわじわと時間をかけて「効いてる感」を味わっていくことが効果的です。まずはビフォーを体感するために、一度あぐらで座ってみてから、以下のエクササイズを行ってみてください。
1)仰向けになり、手は頭の後ろに置くか、体側など楽なところへ
2)両膝を90度に曲げて天井方向に持ち上げる(スネと床が平行になるように)
3)両膝をくっつけたまま、腰を反らないように注意して1分、膝の90度をキープし続ける
たったこれだけなのですが、脚の付け根やお腹の奥の方にじわじわと「効いてる感」が生まれてきます。
アフターを感じる為、再度あぐらで座ってみましょう。ビフォーよりも膝が下りている、骨盤が立ちやすい、楽に座れるなど感覚の違いを感じられるでしょう。
▼解説動画で詳しく聞いてみる
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