花粉症がつらい人は注意…実は症状を悪化させる“意外な食べ物”3つ|管理栄養士が解説
3月から4月にかけてピークを迎える花粉症ですが、鼻づまりや目のかゆみに悩まされる人も多いのではないでしょうか。その中でもスギ花粉は、日本人の約5人に2人が発症しているいわば国民病と呼ばれる病気の1つです。花粉症は仕事や家事効率の低下、記憶力の低下を指摘する研究調査も多くあります。今回はそんな花粉症状を悪化させる”意外な食べ物”を3つご紹介していきます。
花粉症のメカニズム
私たちの体は通常ウイルスや病原菌が入ってくると免疫反応が起こり、異物を対処することで健康を保っています。しかしその免疫が花粉を「危険な異物」と判断し過剰に免疫反応が起こることで発症する病気を花粉症といいます。
特に目や鼻は粘膜が露出しているため花粉が入りやすく、異物を排出しようとする反応が起こりやすいです。目から花粉が入り込むと目のかゆみ、鼻から花粉が入り込むとくしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状が現れます。
花粉症状を悪化させる食べ物①生のトマト
花粉症を発症している人は、まれに「花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)」を引き起こすことがあります。
「花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)」と聞くと難しく感じますが、簡単に言うと花粉と似たたんぱく質を持つ食物を食べることで、アレルギー反応が起こる場合があるというものです。
とくに日本人に多いスギ花粉の場合は、生のトマトに注意が必要です。スギ花粉とトマトには似た構造のたんぱく質が含まれているため、花粉症の季節に生のトマトを食べると口の中がかゆくなったり、のどが腫れたりすることがあります。
ただし、これらのたんぱく質は加熱によって構造が変化します。そのため不安な方は、トマトを加熱調理することで症状の発症を抑えられる場合があります。
花粉症状を悪化させる食べ物②アルコール
アルコールには血管を拡張させる作用があり、その影響で鼻の粘膜も腫れやすくなります。そのため花粉症の方は鼻詰まりが悪化することがあります。
さらにアルコールは体内でヒスタミンの放出を促進する働きがあるといわれています。ヒスタミンはくしゃみや鼻水、目のかゆみといったアレルギー症状を引き起こす物質の一つです。そのため飲酒によってこれらの症状が強く感じられることがあります。
花粉の飛散が多い時期は、できるだけアルコールの摂取量を控えめにすることが症状の悪化を防ぐひとつの対策になります。体調に合わせて無理のない範囲で調整することが大切です。
花粉症状を悪化させる食べ物③ファーストフード
ファーストフードは高カロリー高脂質の食事が多く、花粉症の症状を悪化させることがあります。
脂肪の多い食事が続くと腸内環境が乱れやすくなります。腸は体の免疫バランスを整える大切な場所です。そのため腸内環境が乱れるとアレルギー症状が強く出やすくなると考えられています。
また肥満とアレルギーには関連性があることもわかっており、体重の増加がアレルギー症状の悪化につながる可能性があると報告されています。
花粉シーズンには脂っこい食事を控えめにし、野菜や魚、発酵食品を取り入れたバランスの良い食事を心がけましょう。
まとめ
花粉症は花粉そのものだけでなく、日々の食生活によっても症状が左右されることがあります。
花粉シーズンを少しでも快適に過ごすためには花粉対策に加え、食生活を見直すことも大切です。脂っこい食事や飲酒を控え、野菜や魚、発酵食品を取り入れたバランスの良い食事を心がけ、体の内側から整えていきましょう。
参考文献
https://www.jibika.or.jp/owned/contents3.html
https://www.hus.ac.jp/hokukadai-jiten/detail/91b1b44639d8fb96ce97cb4d501787b020948bd1-19467/#Us3KqsHz
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jiaio/4/3/4_131/_pdf/-char/ja
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