40代以降、医師が「夜8時以降」に食べるのを控えているもの。翌朝の体が劇的に変わる食事のルール
「最近、なんだか顔がむくむ」「ちゃんと寝ているのに、朝が重い」「写真を見ると、急に老けた気がする」―外来でよく聞く言葉です。40代を超えると、スキンケアより先に見直したほうがいいものがあります。それは、「夜の食事」です。現役医師として、そして一人の40代として意識している「夜8時以降のルール」をお話しします。ヨガや美容に関心の高い方ほど、実はここが盲点だったりします。
「老け見え」は内臓から始まる
まず大前提。顔は内臓の鏡です。
- 肝臓が疲れていると、くすみ
- 腸が乱れると、むくみや吹き出物
- 血糖が乱れると、たるみや炎症
これは比喩ではなく、かなり医学的な話です。
夜遅くの食事は、消化が終わらないまま就寝することになります。すると、成長ホルモンの分泌や細胞修復がスムーズにいきません。
つまり、「寝ている間の回復タイム」が削られる。これが続くと、翌朝の顔が変わります。
私が夜8時以降に控えているもの
結論から言うと、私はこの3つを控えています。
- 糖質たっぷりの主食(丼・麺類・パン)
- 甘いデザート
- アルコール+揚げ物のセット
ゼロにしているわけではありません。「8時以降は避ける」だけです。
たとえば、外来が長引いて帰宅が21時になる日。昔は普通にご飯をしっかり食べていました。
でも翌朝、
・顔がむくむ
・胃が重い
・体温が上がりきらない
・ヨガの前屈が硬い
こういった体感がまったく違うのです。
なぜ夜遅い糖質が老け見えにつながるのか
ポイントは「血糖」と「インスリン」。
夜はインスリン感受性が下がります。つまり、同じ量を食べても血糖が上がりやすい。
血糖の急上昇は、体内で糖化を進めます。いわゆるAGEs(終末糖化産物)。
これはコラーゲンを劣化させ、ハリを奪う原因になります。
「夜のラーメン1杯」が、翌朝のフェイスラインに出る。
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、40代以降は本当に差が出ます。
実際の患者さんの変化
50代女性。ヨガ歴10年以上。体型は維持しているのに、顔のむくみが気になるとのこと。
詳しく聞くと、夜22時頃にフルーツ+ヨーグルトが習慣。
一見ヘルシーです。
でも「夜フルーツ」をやめ、夕食を19時台に調整してもらったところ、1か月後に「朝の顔が違う」と。
体重は変わっていません。変わったのは、内臓の休息時間。
翌朝の軽さは消化力で決まる
夜に食べすぎると、朝起きてもまだ消化中です。
胃が完全に空にならないまま朝食。これが慢性的な内臓疲労につながります。
内臓が疲れると、
- 朝の脈が重い
- 体がだるい
- 白目が濁る
- 舌に苔が厚い
ヨガをしている方ならわかると思いますが、内臓が軽い日は呼吸が深い。
私自身、夜を軽くすると、翌朝の太陽礼拝が驚くほどスムーズです。
では何を食べるのか?
「夜を抜く」のではありません。
私が遅くなった日に選ぶのは、以下のようなものです。
- 湯豆腐
- 具だくさん味噌汁
- 少量の魚
- 温野菜
炭水化物は控えめ。どうしても食べたい日は、昼に回します。
ポイントは「消化に負担をかけないこと」。温かくて、脂が少なくて、量は腹八分。
これだけで翌朝の透明感が違います。
美容液より効くこともある
正直に言うと、高価な美容液より、夜の食事時間を整える方が効果を実感しやすいです。
睡眠の質が上がる。
↓
成長ホルモンがしっかり出る。
↓
炎症が抑えられる。
結果、
・むくみが減る
・肌のトーンが均一になる
・目の下がすっきりする
内科的に診ていても、「夜型の食事」が整った人は、明らかに表情が若返ります。
完璧でなくていい
大事なのは、毎日ストイックに守ることではありません。
- 会食の日は楽しむ
- 旅行では気にしない
- でも、何もない日は8時までに
このゆるい線引きが、続くコツです。
まとめ
40代以降の老け見えは、肌の問題というより「内臓の回復力」の問題。
私が夜8時以降に控えているのは、
・糖質たっぷり主食
・甘いデザート
・アルコール+脂質過多
その代わりに、
・温かくて軽いもの
・消化に優しいもの
翌朝の体は、本当に変わります。
顔のむくみ、呼吸の深さ、体の軽さ、ヨガマットの上に立った瞬間に、違いがわかる。
アンチエイジングは、塗るより休ませる。
まずは今夜、8時を一つの目安にしてみてください。鏡の中の自分が、少し静かに整っているはずです。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
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