夜食に避けたほうがいい食べ物とは?管理栄養士がおすすめしたい〈夜食メニュー〉消化が良い食べ物5選
夜遅くに小腹が空くと、つい何かを食べたくなりますよね。夜遅くの夜食には消化が良い食べ物がおすすめです。消化が悪いものを選んでしまうと、消化に時間がかかり睡眠の質を低下させてしまう可能性があります。 特に消化不良を起こしやすい脂っこい食べ物や、刺激が強い食べ物は避けた方が良いでしょう。そこで、この記事では夜食におすすめな消化が良い食べ物を5つご紹介いたします。
夜食におすすめしたい、消化に良い食べ物を5つご紹介いたします。夜食を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
1. おかゆ・雑炊
お米を柔らかく煮込んだおかゆや雑炊は、胃腸にも優しいため夜食にぴったりな食べ物です。水分が多く、低カロリーでも満腹感を得ることができ、温かいので体の内側から温めてくれます。
具材としては、卵や豆腐など消化の良い食材を加えると栄養バランスも良くなりますよ。
2. 豆腐
豆腐は消化吸収率が92〜98%と高く胃腸にも優しいため、夜食としてもおすすめな食材です。また、善玉菌のエサとなるオリゴ糖を含み腸内環境を整えてくれる働きもあります。
召し上がる際は、湯豆腐や豆腐の味噌汁など温かい豆腐料理を選ぶと、胃腸への負担も少なくなります。味付けは、しょうゆやみそなどがおすすめです。逆に、キムチや油など辛味や脂質が多く胃腸の負担となる食材は避けた方が無難です。
3. 温かいみそ汁やスープ
体をじんわりと温めてくれる温かいみそ汁やスープも夜食にはおすすめです。体温を上昇させ消化器官の働きを活発にしてくれるので、消化もスムーズになります。また、しっかりと煮込むことで消化にも優れています。
ポタージュ系よりもコンソメや和風だしで作ったスープの方が脂肪分が少なく、胃腸の負担が少なくなります。特に、みそ汁は消化を助ける酵素が豊富なので。胃腸が弱っているときにもピッタリです。
4. ヨーグルト
ヨーグルトはたんぱく質の一部が発酵によって分解されているため、消化に良い食べ物です。また、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌も豊富に含まれており、腸内環境を整える働きがあります。
ただし、一部の乳糖不耐症(牛乳や乳製品に含まれる乳糖をうまく分解できない)の方は、消化不良などを引き起こす可能性がありますので、対象となる場合はご注意ください。
5. 煮込みうどん
うどんは脂質が少なく、煮込むことで柔らかくなるので消化もしやすい食材です。具材を入れたい場合は卵や豆腐、白身魚などの低脂肪な食材や、繊維が少ない野菜(大根、キャベツ、人参など)がおすすめです。
ただし、あまり噛まずに飲み込むと消化に時間がかかってしまうため、うどんを食べる際にはよく噛んでお召し上がりください。
まとめ:夜食には消化が良い食べ物を!
夜食には消化が良い食材を選ぶことが大切です。おかゆや豆腐、温かいスープ、ヨーグルトなどは胃に優しく、消化に負担をかけにくいので夜食にもおすすめです。
今回ご紹介した食べ物を、夜食を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
【参考文献】
全豆連:健康食品としての豆腐
国立がん研究センター:消化の良いもの・悪いもの
一般社団法人日本乳業協会:ヨーグルトにはどのような栄養が含まれていますか?
AUTHOR
津端奈緒美
管理栄養士/ライター。大学卒業後、病院の管理栄養士として栄養指導などに従事しながら社会人学生として修士課程を修了し、現在は博士課程を履修中。ライターとして栄養や健康に関する分野で科学的根拠に基づいた記事やコラムを執筆している。
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