「実は逆効果?」牛乳と一緒に食べない方がいいNG食品3選|管理栄養士解説
加齢や過度なダイエットの影響もあり、近年増加傾向にある「骨粗鬆症」という病気をご存知でしょうか。骨粗鬆症とは骨の密度や質が低下することで骨がもろくなり、ちょっとした転倒や衝撃でも骨折しやすくなる状態を指します。特に女性は閉経後にホルモンの関係で骨量が急激に減少しやすく、早めの対策が重要だといわれています。 この骨粗鬆症を食生活の面から予防するには、日頃からカルシウムを十分に摂取することが大切です。
カルシウムの吸収率
カルシウムは体内への吸収率があまり高くなく、野菜からは約19%、小魚からは約33%程度しか吸収されないといわれています。
そこで注目したいのが牛乳です。牛乳に含まれるカルシウムは約40%と、比較的高い特徴があります。
効率よくカルシウムを摂るための心強い味方の牛乳ですが、実は牛乳と一緒に食べる食品によってはカルシウムの吸収が妨げられてしまうことがあります。
今回は、そんな牛乳に含まれるカルシウムをより効率よく摂取するために気を付けたい食品を3つご紹介していきます。
①ほうれん草
ほうれん草に多く含まれるシュウ酸は、カルシウムと結合し体内への吸収を妨げる性質があります。
とはいえ、ほうれん草と牛乳を使ったクリームパスタやグラタンはおいしい組み合わせですよね。
ほうれん草と牛乳を使って調理する場合は、あらかじめほうれん草を下茹でしておくのがおすすめです。下茹ですることでシュウ酸が減り、カルシウムの吸収への影響を抑えることができます。
②ハム・ベーコン
ハムやベーコンなどの加工食品に多く含まれるリンは、カルシウムとのバランスが重要です。リンを過剰に摂取するとカルシウムと結合してしまい、体内に吸収されず便として排出されやすくなります。
リンとカルシウムの理想的なバランスは1:1程度とされており、この比率で摂取すると吸収がスムーズになるといわれています。
牛乳を飲む際は、加工食品中心の食事になっていないか、一度見直してみる事も大切です。
③玄米
玄米に含まれるフィチン酸は抗酸化作用がある半面、腸内でカルシウムや鉄などのミネラルと結合し、吸収を妨げる可能性があります。
健康志向の高まりから玄米を主食にしている方も多いですが、カルシウムをしっかり摂りたい場合は少し工夫が必要です。
玄米を発芽玄米に変更したり十分な吸水時間を設けることでフィチン酸を減らすことが可能です。
まとめ
骨粗鬆症を予防するためには、カルシウムを「摂る量」だけでなく「吸収率」まで意識することが大切です。牛乳は比較的吸収率の高いカルシウム源ですが、食べ合わせによっては吸収が妨げられてしまうこともあります。
しかし、大切なのは特定の食品を避けることではなくバランスを意識することです。毎日の食事の中で少しだけ組み合わせを意識し、カルシウムを効率よく体に取り入れていきましょう。
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