肩甲骨が硬いと二の腕が太くなる。二の腕すっきり!固まった肩甲骨を動かす脇腹スライド伸ばし
冬は厚手の服で体型が隠れると油断していませんか?実は、寒さで体を丸めがちな冬こそ、二の腕がたるみやすい季節なのです。猫背や巻き肩で肩甲骨が正しく動かないと、二の腕の筋肉が衰えてたるみやすくなります。今回は、室内で手軽にできる脇腹から体側を伸ばすストレッチで、春先に向けて二の腕をすっきりさせる方法をご紹介します。
肩甲骨が正しく動かないと二の腕が太く見える理由
肩甲骨が正しく動かないと二の腕が太く見える主な理由は、上腕三頭筋という筋肉の活動量の低下にあります。肩甲骨は、前鋸筋や僧帽筋といった筋肉によって動きますが、寒さで体を縮こめたり、厚手の服で動きが制限されたりすると、肩甲骨が外側に開いて固まってしまいます。その結果、腕を上げる動作や腕を後ろに引く動作が制限され、二の腕の裏側にある上腕三頭筋が日常生活で使われにくくなります。筋肉が衰えると脂肪が蓄積しやすくなり、さらに冷えでリンパの流れも滞るため、二の腕のたるみが目立つようになるのです。
体側を伸ばして肩甲骨を動かすことで期待できる効果
体側を伸ばして肩甲骨を動かすと、固まった肩甲骨周辺の筋肉がほぐれ、肩甲骨の可動域が広がります。その結果、日常動作で上腕三頭筋が自然と使われるようになり、二の腕の引き締め効果が期待できます。また、体側のストレッチは前鋸筋や広背筋を刺激し、上半身全体の代謝を高めて体も温まります。肩甲骨周辺の血流とリンパの流れが改善されることで、冬の冷えによる二の腕のむくみやたるみが解消されていきます。さらに、姿勢が整うことで肩こりや首の疲れも軽減され、春先の薄着シーズンに向けて美しい上半身のラインが手に入ります。
二の腕がすっきりする脇腹スライド伸ばしのやり方
1. 椅子に座り、背筋を伸ばします。右腕を頭の上に伸ばし、肘を軽く曲げて右耳の横に持ってきます。左手は腰に当てます。この時点で、右の体側から肩甲骨にかけて軽く伸びを感じるはずです。

2. 息を吐きながら、上半身を左側にゆっくり倒していきます。このとき、右の脇腹から肋骨、肩甲骨にかけて大きく伸ばすイメージです。骨盤が傾かないように、お尻は椅子にしっかりつけたまま、真横に倒すことを意識しましょう。

3. 気持ちよく伸びたところで20秒キープします。自然な呼吸を続けながら、吐く息とともにさらに伸ばしていきます。ゆっくり元の位置に戻り、反対側も同様に行います。左右で3セット繰り返すと効果的です。
効果を出すポイント
体側から肩甲骨にかけて伸びる感覚を意識することが大切です。前に倒れたり後ろに反ったりせず、真横に倒すことで効果が高まります。暖房の効いた室内で、入浴後の体が温まった状態で行うとより効果的です。毎日続けることで、肩甲骨の可動域が広がり、春に向けて二の腕がすっきりしていきます。

冬の間に固まった肩甲骨を動かすことが、二の腕のたるみ予防につながります。厚手の服で隠れている今のうちにこの脇腹スライド伸ばしを習慣化し、春先に自信を持って薄着を楽しめる体を作りましょう。ぜひ今日から始めてみてください。
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