【つらい咳の止め方】のどを潤して、呼吸器トラブルを和らげる「咳止めのツボ」の押し方
乾燥が気になる冬。のどの粘膜が潤っていると、細菌やウイルスの侵入を防ぐバリア機能(線毛運動など)が正常に働き、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。また喉を潤すと、ハリのある「つや声」もキープ。のどが潤って声美人になれるツボをご紹介します。
呼吸器トラブルに効果のあるツボ「尺沢(しゃくたく)」
尺沢(しゃくたく)は、主に呼吸器系のトラブルに効果があるとされるツボで、手の太陰肺経にあります。肺の機能に直接関わる経絡なので、咳、喘息、喉の痛み、痰といった呼吸器系の症状に特に効果を発揮します。
特に咳(咳嗽)を鎮める効果が高いことから、「咳止めのツボ」「肺の合水穴(ごうすいけつ)」と呼ばれることもあります。合水穴とは、東洋医学の経絡の考え方に基づく専門的な名称で、「肺経(手の太陰肺経)」に属する重要なツボです。また肺は五行の「金」に属しますが、尺沢のツボ自体は「水」の性質を持ちます。水は熱を冷まし、潤いを補い、下降させる働きがあります。
「尺沢」の名前の由来
「尺沢」という名前の由来は、ツボの位置に由来しています。
尺(しゃく): 昔、手首から肘までの長さを「一尺」としていたことから、ひじのあたりを指します。
沢(たく): 沼沢(ぬまたく)やくぼみを意味します。
「ひじにあるくぼみ(沢)」にあるツボ、という意味合いで名付けられました。
「尺沢」の場所
手のひらを上にしてひじを曲げたときにできるシワの上で、浮き出ている上腕二頭筋の腱の親指側(外側)のくぼみにあります。
「尺沢」が効果を発揮する不調
・咳やのどの痛み
・扁桃腺の腫れ
・鼻水、喘息、気管支炎などの呼吸器系の症状
・肩や腕の痛み、ひじの痛み(肺経上)
そのほかに気の流れを整える作用もあり、心身のリフレッシュにも利用されることがあります。のどが潤うことで、ハリのある「つや声」を保ちやすくなります。
「尺沢」のツボ押しの仕方
①片手を伸ばし、ひじを軽く曲げます。
②反対の手でひじ付近をつかみ、親指で「尺沢」をゆっくりと押したり揉んだりして刺激します。ズーンと響くような心地よい強さが目安です。
※咳などの症状があるときは、ツボが張っていることがあるため、優しく刺激しましょう。
※食後すぐ(30分~1時間)、飲酒後、高熱がある、皮膚に異常がある時は避けましょう。また重篤な疾患がある場合心臓病、がんなどの重篤な持病がある場合は、必ず主治医に相談してください。妊娠中も自己判断せず、必ず専門家(医師や鍼灸師)に相談しましょう。
※本記事は一般的な健康情報を紹介するものであり、効果や効能を保証するものではありません。また、医療行為を目的とするものではありません。実践の際はご自身の体調に合わせ、無理のない範囲で行ってください。
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