「さする」だけで効果があるって本当!?【ガチガチ肩が驚くほど楽になる】大胸筋リリースストレッチ
しつこい肩こり対策として真っ先にやっていただきたいのが、胸にある大きな筋肉をほぐすこと。今回はその理由と、効果的な大胸筋ほぐしをご紹介します。
肩こりの人の多くは「胸の筋肉が硬くなっている」
肩こりでお悩みのほとんどの人が、胸にある大きな筋肉の大胸筋が硬く縮こまっているということをご存じですか?
私たちは、日常生活を送るうえで、前方にある対象物に集中する時間が長いため、前屈み姿勢になっていることが多いのです。同時に腕を前方へ動かす頻度もとても高く、「大胸筋」が硬く縮こまりやすくなっています。
また、体幹を支える腹筋や背筋の衰えや、骨密度の低下による背骨の弱さもさらなる「大胸筋」の硬さを作り出す原因に。
そうやって大胸筋が硬くなると影響を受けるのが肩なんです。
大胸筋に引っ張られることで肩こりに
大胸筋は鎖骨や胸骨、肋軟骨などの体幹部と上腕骨を繋ぐ大きな筋肉です。大胸筋が硬く縮こまると、上腕骨が内側へ引っ張られてしまい、肩まわりや肩甲骨を含めた上背部も胸の内側方向へ引っ張られてしまいます。その結果、肩や腕が動かしにくくなり「肩こり」へと発展してしまいます。
肩こりには「大胸筋」ほぐきが効く!
「肩こり」対策として大胸筋ほぐしが大切なのことはお伝えしましたが、「肩こり」だけでなく首こりや猫背、腰痛などにお悩みの人や、日頃から呼吸の浅さが気になる人も大胸筋が硬くなっている可能性があります。
さすって緩める「大胸筋リリースストレッチ」
大胸筋を緩めるには呼吸も大切ですので、ゆったりと呼吸をしながら心地よい強さで行いましょう。
①両膝を立てて仰向けになったら、両膝を無理のない範囲で右側へ倒します。
②左手のひらを上に向け、左腕を斜め下へ伸ばします。
③右手の親指以外の4本の指を使い、左の鎖骨下のラインを10往復程度やさしくさすります。
④左手のひらを上に向けたまま左腕を真横へ伸ばします。そして胸の膨らみの内側にある大胸筋を、右の手のひらの付け根部分で縦方法に10回程度やさしくさすります。
⑤左腕を斜め上へ伸ばします。大胸筋と上腕骨の繋ぎ目ラインを右手の4本指を使い10往復程度やさしくさすります。
⑥反対側も同様の流れで行いましょう。
▼分かりやすい動画で確認したい方はこちら▼
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