腸活は食事だけじゃない?揉むだけで腸内細菌が変わる簡単腸もみエクササイズ
美容にも健康にも効果的な「腸活」。食事だけでなくマッサージでも腸内環境が変わる可能性があるとご存じですか?今回は座ったままでできる簡単腸もみエクササイズをご紹介します。
腸もみで心も変わる?
腸もみは、お腹を優しく手で刺激することで腸の働きを整えるセルフケアとして人気が高まっています。腸は第二の脳とも呼ばれるほど心身に大きな影響を与える臓器。便秘や冷え性、肌トラブルなど、女性が抱えやすい不調の多くは腸の状態と関係が深いといわれていますが、それだけでなく、日々のイライラ・落ち込み・不安なども腸を整えることで改善が期待できます。
腸もみのメリットはまず、腸のぜん動運動を助け、溜まった老廃物をスムーズに排出できる点です。腸は、動いていないときはぺたんこになっており、消化物が腸の中を通る時に、緩めたり縮めたりする筋肉の動きで消化物を運んでいきます。このぜん動運動が上手に起こらないことで、便秘・下痢・ガス腹などのお悩みにつながります。また、内臓に未消化物や本来は体の外に排出したいものが滞っていることで、血流やリンパの流れにも影響し、冷えやむくみにもつながるとも言われています。
さらに注目されているのが免疫力アップ。腸には全身の免疫細胞の約7割が存在するといわれており、腸内環境を整えることは風邪や感染症の予防にもつながります。加えて、腸と脳は密接に関わっているため、腸もみでリラックス効果が得られ、ストレスの軽減や気分の安定にも良い影響を与えるのです。
腸もみで腸内環境を整えよう!
腸もみの注目すべき点は、リラックスやデトックスだけではありません。
実は腸内環境の改善効果も期待できるのです。腸を外側から刺激すると腸内の動きが活発になり、善玉菌が増えやすい環境が整います。腸内フローラ(腸内細菌がお花畑のように広がっている様子)のバランスが良くなると、免疫力の向上はもちろん、栄養の吸収効率アップや肌のコンディション改善にもつながります。
逆に、夕方にガス腹が気になる方や夜はお腹が張るという方は、朝~昼に食べた食事が上手に消化されないため未消化物が腐敗して腸内でガスが発生している可能性大!腸内環境が乱れているサインと捉えても良いでしょう。
座ってできる!簡単腸もみエクササイズ
今回は、座ったままで簡単にできる腸もみをご紹介します。食後すぐの満腹時は避けて行いましょう。
椅子に座って行う場合は、浅く座り脚の付け根までマッサージできる姿勢で行います。
仰向けで行う場合は、膝を立てて行うと脚の付け根までマッサージしやすいです。
<やり方>
1)右側の腰骨の内側に右手の指を押し当て、左手も添える
2)両手で内臓を真ん中に押し集めるように、内側に10~20回程度押していく。この時、骨盤からお肉をはがしていくようなイメージで、内側に向かってマッサージするのがポイントです
3)左側も同様に行う
腸の右側は重力に逆らって食事を上に運んでいくところ。腸の左側は水分の多かった消化物から徐々に水分が減って固形化していくため、どちらもしっかり流したいポイントです。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらの動画をチェック ▼
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