女優アリシア・シルヴァーストーン、ヴィーガンになって長年悩んだ喘息とニキビに変化があったと告白
90年代の大ヒット映画『クルーレス』で一世を風靡した女優アリシア・シルヴァーストーン(48歳)。現在も変わらぬ美しさとヘルシーなライフスタイルで注目を集める彼女は、先日ポッドキャスト番組「Sibling Revelry」に出演した際、ヴィーガンを始めたことで長年苦しんでいたことが劇的に改善したと明かした。
動物を守るために始めたヴィーガン生活だったが…
アリシア・シルヴァーストーンがヴィーガンを選んだ最初の理由は、健康のためではなく動物愛護だった。彼女はかねてより環境問題や動物の権利に強い関心を持ち、食卓から動物性食品を排除することを「当然の選択」と感じていたという。「動物のために始めたの。自分の体にどんな変化が起こるかなんて、まったく予想していませんでした」と語る。ところが、その決断は想像以上の変化をもたらした。
毎日欠かせなかった吸入器を手放すことができた
アリシア・シルヴァーストーンは幼少期から慢性的な喘息に悩まされてきた。番組で彼女は当時を振り返り、こう打ち明けている。「私は毎日、吸入器を手放せませんでした。アレルギー注射も週2回。気管支炎で年に3回は抗生物質を飲んでいたのです。」さらに、呼吸器系だけでなく肌トラブルにも苦しんでいた。吹き出物やニキビは常に悩みの種で、「社会では“よくあること”と受け止められているけれど、私にとっては大きなストレスでした」と語った。しかし動物性食品を断ち、野菜や穀物を中心とした食生活に切り替えて間もなく、驚くべきことが起こったという。「吸入器を使わなくてよくなったのです。アレルギーも改善して、ニキビも消えました。すべての症状が嘘みたいに消えていった。まさに奇跡でした。」本人は「良いカルマの結果だと思った」と微笑むが、医学的にも説明できる根拠はある。
科学が示す『植物を中心とした食事がもたらす効果』
近年の研究では、植物を中心とした食事が炎症を抑え、呼吸器疾患のリスクを減らす可能性があることが報告されている。米国の医学研究データベースに公開された研究によると、「栄養価の高い植物中心の食事は、呼吸器の健康改善と関連している」とされ、若い頃からこうした食習慣を取り入れることで肺機能の維持に役立つ可能性があるという。また、スウェーデンで行われた比較研究では、重度の気管支喘息患者35人に治療目的でヴィーガン食を与えたところ、症状の大幅な軽減が確認されたという報告もある。乳製品や加工肉に含まれる飽和脂肪酸は炎症を悪化させる一因と考えられており、それらを避けることが呼吸器症状や肌トラブルの改善につながった可能性がある。
彼女にとっては人生を変えた選択
アリシア・シルヴァーストーンは、もしあのまま動物性食品中心の食事を続けていたらどうなっていたかを考えると「想像もできません。ヴィーガンになって人生が劇的に変わりました。健康面だけでなく、心もすごく軽くなったのです」と語った。ただし、彼女のように食生活の変更だけで薬をやめられる人は多くはない。喘息やアレルギーの治療を自己判断で中断することは危険であり、症状に悩む人は必ず医師の指導を受けることが大切だ。さらに、ヴィーガンは極端な食生活であるため、誰にでも合うとは限らない。栄養バランスを崩すと鉄分やビタミンB12、カルシウムなどが不足する恐れもある。体質やライフスタイルに合わせて、無理のない形で取り入れる工夫が求められる。
出典:
Alicia Silverstone Says Her Asthma Improved When She Went Vegan: ‘I Always Thought It Was Good Karma’
Alicia Silverstone Beat Asthma With Drastic Diet Change: It’s a ‘Miracle’
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