【腸腰筋のしなやかさがカギ!】腰痛・姿勢・下腹ぽっこり対策エクササイズ

【腸腰筋のしなやかさがカギ!】腰痛・姿勢・下腹ぽっこり対策エクササイズ
photo by photoAC

座り時間が長くなると上半身と下半身をつなぐ腸腰筋が縮んで硬くなり、腰のだるさや姿勢の崩れ、下腹のぽっこりにつながります。今回はそんな筋肉にしなやかさを加えるエクササイズをご紹介します。

広告

腰の不快感や見た目姿勢にもかかわる腸腰筋

腸腰筋
photo by illustAC

腸腰筋は、大腰筋腸骨筋という2つの筋肉からなり、腰椎(腰の骨)や骨盤から大腿骨(太ももの骨)につながっています。立つ・歩くといった動作をサポートし、骨盤を安定させる「姿勢の要」ともいえる存在です。しかし、座りっぱなしや運動不足が続くと、次第に硬くなってしまいます。

上半身と下半身をつなぐ腸腰筋が硬くなると、腰や骨盤の動きが制限され、姿勢や体型に影響を与えることもあります。

● 腰への負担:腰の動きが制限され、痛みや重だるさを感じやすくなる
● 不安定な骨盤の位置:前後に傾きやすく、猫背や反り腰など姿勢の崩れ、下腹ぽっこりやヒップラインの変化につながる

特に40代以上の女性は、ホルモンバランスや筋力低下の影響で腸腰筋が硬くなりやすく、こうした不調を感じやすい時期です。腸腰筋の柔軟性を取り戻すことで、少しずつ改善や予防につなげていきたいですね。

腸腰筋をしなやかにする「三日月のポーズ」

そこで今回は、硬くなった腸腰筋をしなやかにするヨガポーズ、三日月のポーズをご紹介します。腸腰筋を柔軟にすることで、骨盤が安定して姿勢が整いやすくなり、腰の違和感も和らいでいきます。呼吸を意識して行うことで、自律神経にも働きかけることができ、ストレスや更年期の不調対策にもなります。

<やり方>

三日月のポーズ
Photo by Kayoko Yoshida

1)膝立ちになり、両膝を腰幅程度に保った姿勢から、右足を前に踏み出す。左膝の負担が気になる場合は、膝の下に折りたたんだタオルなどをあてる

2)両手を腰に添え、骨盤を正面に向けた状態を保つ。右足を前に踏み出し、左太ももの付け根が程よく伸びる位置までゆっくり進める

三日月のポーズ
Photo by Kayoko Yoshida

3)両手を右太ももの上に置き、手で太ももを軽く押しながら胸を少し引き上げ、目線をやや斜め上に向ける。腰の前側から太ももにつながる腸腰筋が伸びている感覚を意識しながら、数回ゆっくりと呼吸を続けてキープする

三日月のポーズ
Photo by Kayoko Yoshida

4)バランスが取れそうなら、息を吸いながら両腕を頭上に伸ばす(難しければ3の体勢に戻る)

5)反対側も同様に行う

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

腸腰筋
三日月のポーズ
三日月のポーズ
三日月のポーズ