"腹筋トレーニングなし"でぽっこりお腹を凹ませる!壁を使った簡単腸腰筋ストレッチ
「最近、ウエストだけきつく感じる」「トレーニングしているのに下腹部が凹まない」そんな経験はありませんか?実は、そのぽっこりお腹、脂肪だけが原因ではないのです。骨盤の傾きや姿勢の乱れによるインナーマッスルのこわばりが、お腹を前に押し出している可能性も…。今回は下腹部スッキリのカギとなる「腸腰筋」に注目!腹筋運動をしなくても、お腹が引き締まって見える「壁を使った立ちストレッチ」をご紹介します。
腹筋運動を頑張ってもお腹が凹まないのはなぜ?
お腹を凹ませたい=腹筋運動と考える人は多いはず。でも、実際には、腹筋をどれだけ鍛えても下腹部が凹まないことがあります。その原因の一つが姿勢です。反り腰など、姿勢が崩れて骨盤が前に傾くと、下腹部は自然と突き出します。
この状態では、腹筋を頑張って鍛えても、お腹は凹みにくいのです。大切なのは骨盤をニュートラルに戻し、インナーマッスルが自然に働く状態を取り戻すことです。
ぽっこりお腹解消のカギは腸腰筋!
腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)とは、背骨から骨盤、太ももの内側につながる深層部の筋肉。姿勢を支える要であり、上半身と下半身をつなぐ重要なインナーマッスルです。
座りっぱなしなど、同じ姿勢を長時間続けると、腸腰筋は縮んで硬くなり骨盤が前傾して反り腰に。習慣化すると、お腹が緩み、下腹がぽっこり出て見える体型に…。さらに腸腰筋が衰えて弱まると、内臓を支える力が低下し、内臓が下がってぽっこり感が強調されることも…。
つまり、ぽっこりお腹を凹ませるには、腹筋運動よりも、まず、腸腰筋のこわばりを解くことが効果的!柔軟性を保つことで骨盤が整い、自然と下腹部が引き締まって見えるようになります!
ぽっこりお腹に効く!立ったまま腸腰筋を伸ばす壁ストレッチ
忙しい毎日でも取り入れやすい、立ったままできる腸腰筋のストレッチです。壁に手を添えて行うので、バランスに自信がない方でも安心ですよ。
〈やり方〉
1)壁に向かって立ち、両手を胸の高さにつく。
2)右膝を軽く曲げ、左脚を大きく後ろに引き、つま先を床につけてかかとを浮かせる。骨盤を立てて姿勢を整え、左脚の付け根(腸腰筋)を伸ばす。(5〜6呼吸キープ)
3)脚を入れ替え、反対側も同様に行う。
〈ストッチのポイントと深め方〉
ターゲットは腸腰筋です。深い呼吸と共にじっくり行うこと、骨盤の向きをまっすぐ正面に保つことが大切なポイントです。恥骨を軽く前に押し出すようにして骨盤を立て、後ろに引いた脚の付け根をじんわりと伸ばしましょう。壁に手を添えることで、運動が苦手な方でも安心してできるストレッチです。慣れてきたら前の膝を90度程度にしっかり曲げて、深めるのもいいでしょう。
また、体が安定している場合は、壁から手を離し、両手をバンザイ!ヨガのハイランジポーズのように、脚の付け根から、下腹部、お腹全体をしっかり伸ばすのもおすすめですよ。
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