「毎日頭痛がするのに、市販薬で済ませてる人へ」重大な病気が隠れていることも?医師が解説

「毎日頭痛がするのに、市販薬で済ませてる人へ」重大な病気が隠れていることも?医師が解説
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甲斐沼 孟
甲斐沼 孟
2025-08-11

「また頭が痛い…とりあえず薬を飲んでおこう」。そうやり過ごしがちですが、頭痛がほぼ毎日のように続いているのに、その場しのぎで薬を飲み続けるのは危険です。医師が解説します。

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頭痛には多くの種類があり、ストレスや疲れからくる軽いものもあれば、脳や血管の異常が関わる重大な病気のサインである場合もあります。

しかも、自己判断で薬を常用すると、症状の悪化や病気の発見の遅れにつながることがあります。

頭痛は大きく分けて「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分類されます。

一次性頭痛

脳や血管に明らかな病変がないタイプで、代表的なものは以下です。

片頭痛
ズキズキと脈打つような痛みが片側に出やすく、吐き気や光・音への過敏を伴うことがあります。

緊張型頭痛
肩や首のこりと一緒に締めつけられるような痛みが続くのが特徴。長時間のデスクワークやストレスが原因になりやすいです。

群発頭痛
片目の奥をえぐられるような激痛が一定期間に集中して起こります。発作中は日常生活が困難になるほどの痛みです。

これらは生命に関わる病気ではありませんが、適切な治療や予防法を知らないまま市販薬で抑え続けると、頭痛薬の使い過ぎによる「薬物乱用頭痛」を招く危険があります。

二次性頭痛

脳や血管、全身の病気が原因で起こる頭痛です。

放置すると命に関わることもあります。

くも膜下出血
突然の激しい痛みが特徴。「バットで殴られたような痛み」と表現されることもあります。意識障害や吐き気を伴う場合があります。

脳腫瘍
朝方に強く出る頭痛や、時間とともに悪化する頭痛です。視覚障害や手足のしびれが同時に起こることもあります。

脳梗塞や脳出血
頭痛とともに、言葉が出にくい、片側の手足が動かないなどの神経症状が現れます。

髄膜炎
高熱、吐き気、首の硬直を伴う頭痛。感染症による炎症で、迅速な治療が必要です。

毎日続く頭痛の中には、このような危険なタイプが紛れている可能性があります。

「毎日頭痛がする」ときの対処法とは?

頭痛
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病院を受診する目安

次のような症状を伴う場合は、すぐに医療機関へ行きましょう。

  • 突然の激しい頭痛
  • 発熱や意識の混濁を伴う
  • 手足のしびれ、視力の低下、ろれつが回らない
  • 頭痛が日増しに悪化している
  • 市販薬を週3回以上、数か月間使っている

2. 市販薬との付き合い方

頭痛薬は一時的な痛みの緩和には有効ですが、連続使用は避けましょう。

一般的には月10日以上の服用が続くと、薬物乱用頭痛のリスクが高まります。

3. 生活習慣の見直し

睡眠の質を上げる
寝不足も寝過ぎも頭痛の原因になります。就寝・起床時間を一定に保ちましょう。

水分補給
脱水は頭痛を引き起こしやすいので、こまめな水分摂取をしましょう。

ストレス管理
深呼吸、ストレッチ、趣味の時間など、心身をリラックスさせる習慣を持つことが大切です。

姿勢改善
デスクワーク時は、背筋を伸ばし、画面の高さを目の位置に合わせましょう。

4. 医師の診断を受けるメリット

頭痛は原因が特定できれば、予防薬や生活指導で大幅に改善する場合があります。

例えば、片頭痛なら発作を減らす薬があり、緊張型頭痛ならストレッチや理学療法が効果的です。

まとめ

毎日の頭痛を「いつものこと」と片付けてしまうと、重大な病気の発見を遅らせる危険があります。

市販薬で一時的にしのぐのではなく、まずは原因を知ることが大切です。

頭痛はありふれた症状ですが、その背景は人によって異なります。

長引く場合や痛み方がいつもと違う場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。

適切な診断と治療を受けることで、薬に頼らず快適に過ごせる日々を取り戻すことができます。

今回の記事が参考になれば幸いです。

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