体がだるいのは暑さではなく冷えのせい?股関節と上半身をほぐして軽くする〈夏の不調〉解決ポーズ
暑いのに体がだるい、気分もスッキリしない…。そんな夏の不調は、冷房や冷たい飲食による「冷え」が原因かもしれません。気分まで重くなる前に、やさしく整えるヨガポーズをご紹介します。
夏でも冷える体
エアコンの効いた部屋で長時間過ごしたり、冷たい飲み物を取りすぎたりなど、夏でも体が冷える条件はたくさんあります。 夏の冷えで、太ももやお尻、股関節が固まりやすくなっていませんか?下半身の血流が悪くなると、脚がだるい、疲れが抜けない、なんとなくやる気が出ない…そんな不調にもつながります。そして、下半身が冷えて固まっているときほど、上半身は前かがみや内向きになりやすく、体の巡りだけでなく、姿勢や呼吸、気分にまで影響します。 「体が縮こまっている」と感じたとき、同時に「なんとなく気持ちも下がっている」ことはないでしょうか。
放っておくと巡りは悪くなる
冷えてこわばった体は、動かしたくても思うように動かず、ますます血の巡りが滞ります。さらに姿勢が崩れて胸が縮こまると、呼吸が浅くなって酸素が不足しがちに。そうなると、イライラ・ぼんやり・モヤモヤといった気分の不調が少しずつ現れはじめます。夏の冷えは「脚が冷たい」「だるい」といった体の感覚だけではなく、心の状態にまで影響を与えることもあります。そこで今回は、そんな夏の心身をやさしく整えるポーズをご紹介します。
血流と呼吸の巡りをアップ「三日月のポーズ」アレンジ
このポーズでは、股関節まわりやお尻、太ももをじんわり伸ばして、下半身の血流を促します。さらに、胸を大きく開いて呼吸を深めることで、肩や背中の緊張をゆるめ、酸素の巡りを改善します。
やり方
1)四つ這いの姿勢から、片足を両手の間に踏み出す。後ろ脚の膝をできる範囲で後ろにずらして、太ももの付け根を伸ばす。
2)上半身を起こし、両手を踏み出した脚の太ももに置き、胸を引き上げて目線を少し上に向ける。
3)両腕を横に大きく開いて胸を開く。股関節まわり、お尻、太ももの伸びと、胸を開く開放感を味わいながら、数回呼吸を繰り返してキープ。バランスを保つのが難しい場合は、両手を太ももの上に戻す。
4)四つ這いに戻り、反対側も同じように行う。
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