腰がつらいときほどお尻がカチコチに硬くなっている?一日の終わりに◎寝たままできるお尻ほぐし
腰がつらいとき、つい腰ばかり揉んだりストレッチしたりしていませんか?でも実は、お尻の奥が硬くなっていることが、腰の違和感の原因かもしれません。今回は、寝たままできるお尻のほぐし方をご紹介します。
腰の違和感はどこから?
「座っているだけなのに腰が重い」、「腰まわりがこわばって、立ち上がるときにツラい」このような感覚に心あたりはありませんか?そんな違和感はお尻の奥にある小さな筋肉=梨状筋(りじょうきん)のこりが関係しているかもしれません。
梨状筋は、お尻の深いところにある筋肉で、骨盤の内側から太もものつけ根(大腿骨)につながっています。股関節を安定させたり、あぐらをかくように脚を外側に開く(外旋する)動きで使われる大切な筋肉ですが、座りっぱなしの時間が長くなると、次第に硬くなっていきます。梨状筋が硬くなると、個人差はありますが、腰まわりに重だるさを感じたり、脚の付け根に詰まり感が出ることもあります。さらに、梨状筋のすぐ近くには坐骨神経が通っており、筋肉の過度な緊張が続くと、まれにお尻や脚にかけてしびれや痛みを感じることがあります(※いわゆる梨状筋症候群)。ただし、しびれの原因にはさまざまな要因があるため、症状が続く場合は医師の診断を受けましょう。
腰に違和感を感じたとき、腰そのものが悪いと感じるかもしれません。でも実際は、腰のつらさの原因として、実は梨状筋のこりが関係していることもあるのです。無理に腰を反らせたり、揉んだりするよりも、まずはお尻の奥をゆるめることで、腰まわりの重だるさが緩和されることがあります。
そこで今回は、腰の疲れを感じた時におすすめのストレッチをご紹介します。寝たままできるので、体が硬くても、硬くなった筋肉をやさしくほぐすことができます。一日の終わりの疲れた腰まわりのリセットにおすすめです。
体が硬くてもやりやすい、寝たままできるお尻ほぐし
やり方
1)両脚をあげてかかとを壁につけて仰向けになる。
2)右の膝を曲げ、足首を左脚の太ももにのせる。膝を少しだけ前に押し出して、股関節の開きやお尻の伸びを感じながらしばらくキープする。
3)もう少し負荷を加えたい場合は、伸ばしている左脚を曲げて、足の裏を壁につける。
4)終わったら反対の脚も同じように行う。
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