「貧血予防」に効果的!“増血のビタミン” がたっぷり取れる【初夏の野菜ナムル】とは


若採れのとうもろこしである「ヤングコーン」は、葉酸(ビタミンB9)が豊富な初夏の野菜。葉酸は「増血のビタミン」とも言われ、赤血球を作り、貧血の予防が期待できる栄養素です。そして実は、皮の中の白ヒゲまでも高栄養。捨てるにはもったいない部位です。軽い加熱で美味しくいただけるので、ヒゲまで一緒に食べる野菜ナムルなどがおすすめですよ。
初夏の旬「ヤングコーン」

間引きをされた若いトウモロコシであるヤングコーンは、初夏だけの旬野菜。若採れで柔らかく、芯まで丸ごと食べるのが特徴で、サラダ感覚でライトに食べるのにぴったりな食材です。そんな旬の皮付きヤングコーンが出回るのは今の時期だけ。香りも食感も絶品なので、“見つけたら即買い” したいですね。
増血のビタミン「葉酸」

栄養の面でいえばヤングコーンは、大人のとうもろこしと比べビタミンB9の「葉酸」が多いのが特徴です。「葉酸」は、ビタミンB12と一緒に赤血球を作ることから「造血のビタミン」といわれ、貧血の予防などに効果的。そして細胞の生産や再生も助けてくれるので、妊娠前後の女性にはとても重要な栄養素といわれています。
実は高栄養な「ヒゲ」

そしてヤングコーンを包み込む白いヒゲ。これは実は漢方薬にも使われている、とても高栄養な食材です。カリウム、クエン酸、ポリフェノールなどの栄養素が含まれ、捨てるにはもったいない部位。軽い加熱で食べることができるので、炒め物やかき揚げ、スープなどに
刻んで入れてしまうのがおすすめです。
今回は、ヤングコーンと一緒に軽く蒸し煮してから、食感の良いきゅうりと合わせるナムルにしてみました。シャキシャキの食感が食欲をそそり、ヤングコーンのほのかな甘さがあと引く副菜です。
ヤングコーンときゅうりのナムル (調理時間:10分)

【材料2〜3人前】
・ヤングコーン‥‥‥‥‥‥‥3〜5本
・きゅうり‥‥‥‥‥‥‥‥‥1本
〈調味料〉
・にんにく(すりおろし)‥‥‥ 一片
・白すりごま‥‥‥‥‥‥‥‥小さじ2
・酢‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥小さじ2
・ごま油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1
・塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥小さじ1/4
・きざみ海苔‥‥‥‥‥‥‥‥適量
・しょうゆ‥‥‥‥‥‥‥‥‥適量
【作り方】
1. ヤングコーンは外皮をむき、ヒゲのきれいな部分と黄色い実を分けておく。きゅうりは棒で叩き、手で食べやすく割いておく。
2. ヤングコーンが半分かぶるくらいの水を鍋で沸かし、ヤングコーンとヒゲを入れ、フタをして中火で3分ほど蒸し煮する(途中で裏表をひっくり返す)

3. 2の荒熱が取れたらヤングコーンを大きめの乱切りにし、ヒゲも手でちぎりながらきゅうりと一緒にボウルに入れ、調味料とよく混ぜ合わせる。

4. しょうゆ適量をまわし入れて味を整え、お皿に盛りつける。
たたき梅とも相性抜群
ヤングコーンのナムルは、たたき梅とも相性よし。ごま油としょう油、たたき梅でシンプルに合わせるのもおすすめです。貧血に効果的で、食欲が落ちがちな初夏にも嬉しいヤングコーンのナムル。ぜひお試しください。
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