クミン香る「かぶとトマトのデトックススープ」管理栄養士のスープレシピ

クミン香る「かぶとトマトのデトックススープ」管理栄養士のスープレシピ
Saki Takanami
高波紗希
高波紗希
2025-06-06

体の栄養だけでなく、心にも栄養を。心で味わいほっと自分に還ってこられるようなスープのレシピを、管理栄養士の高波紗希さんに連載形式で教わります。

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「もう夏かな?」と思って衣替えをしたのに、急に肌寒くなったり…。

そんな寒暖差をより感じやすい季節。

春から夏へと変わるこの時期は、まだまだ自律神経がゆらぎやすく、心のモヤモヤや、胃腸が疲れて食欲が出ないなど、ココロもカラダも「なんとなく不調」になりやすいのは自然なこと。

そんなときにおすすめなのが、春野菜の甘みとスパイスの香りをじんわり感じるスープ。

今回は、かぶをまるごと使って、体をやさしく温めながら、心もふっと軽くなるような、やさしいエスニックスープをご紹介いたします

ココロとカラダを整える栄養効果

「かぶ(根と葉をまるごと)」

・根には、でんぷん分解酵素「アミラーゼ」が豊富で、胃腸をやさしくサポートしてくれます。

・葉には、β-カロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄などが含まれ、免疫力アップや貧血予防に◎

・まるごと使うことで根と葉、それぞれに含まれる旨み成分が、美味しさをまるっとまとめてくれます!

「春が旬のトマト」

・リコピンやビタミンCが豊富で、抗酸化作用によるストレス緩和効果も◎

・トマトに豊富な旨味成分「グルタミン酸」は、体内でGABAというリラックス物質に変換されるため、ここの安定に繋がります。

・甘みと酸味のバランスで、スパイスとの相性が抜群!

「クミン」

・消化を助け、体を中から温めてくれる作用があり、春の冷えやむくみ対策にもぴったり!

・クミンの香りには、自律神経のバランスを整えるリラックス効果も期待できます。

疲れている日こそ、つい既製品に頼りたくなるけれど、もちろんそんな自分さえも抱きしめつつも、自然の恵みをまるごといただくことは、忙しい毎日を送る私たちにとって、一種のセルフケア。

やさしい甘みとスパイスの香りが、静かに整えてくれるスープを、不調を感じた日やちょっとひと息つきたい夜に、ぜひ味わってみてくださいね。

クミン香る「かぶとトマトのデトックススープ」

材料(2人分)

・かぶ(中)……2個(葉も使う)

・トマト……1個(またはトマト缶1/3カップ)

・にんにく……1片

・オリーブオイル……大さじ1/2

・クミンシード……小さじ1/2

・水……500ml

・塩……小さじ1

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Saki Takanami 

作り方

1. 玉ねぎは大きめのみじん切り。かぶは葉と実に分け、葉は3cmの長さに切る。実は根を切り落とし、皮は薄く剥いて約1.5cmの角切りに。トマトも同様1.5cm角に切る。にんにくはみじん切りに。

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Saki Takanami 

2.鍋にオリーブオイルとクミンを熱し、にんにくを炒める。ふんわり香りが出たら、玉ねぎを加えてしっかり炒める。玉ねぎの表面が茶色っぽくなったら、トマトとかぶ(実)を加えて炒め、かぶの表面に火が通りうっすら透き通ってきたら、水を加えて煮こむ(約10分)
 

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3.塩を加え、最後に葉を加えて、1分ほど煮る。器に盛ったら完成。

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