美容と健康の本質を追求する、モデル・熊澤枝里子さんの新たな生き方
――資格を取ったとしても、実際に教えるまでになるには、なかなか道が切り開けないこともあります。そこからどのように教えることを始めたのでしょうか。
「そうですね。自分で調べたりもしましたし、あとはこのインタビューにも登場されていた野沢和香さんやAVIさんのレッスンを受けに行き、どのようにモデルをやりながら、教えることのキャリアをスタートさせたのかなど相談しました。そしてAVIさんに紹介してもらったところで教えさせてもらったりしながら...少しずつ始めたんです。嬉しかったのは、SNSで教えていることを告知したら、たまたまフィットネスジムで働いている中学校の同級生が見てくれていて、そこから繋がっていったり…」
――口に出して伝えることって大事ですね。そこからピラティスのインストラクターとしては、順調に進んでいったのでしょうか。
「ピラティスにはマットで行うものとマシンで行うものがあり、資格もそれぞれで異なります。半年ほどマットのインストラクターをやってみて、更にステップアップしたくなり、マシンにも挑戦しました。また養成講座に通う日々のスタートです」
――どのくらいの期間がかかりましたか?
「マシンの方が時間がかかるのですが、1年半から2年近くだったと思います。今年10月にようやく受かりました!」
――おめでとうございます!そういえば、ずっと取れなかったお腹の肉はいつ頃取れたのでしょうか(笑)
「マットの養成コースに通い始めて3ヶ月目ですね。今はどんなに食べても、忙しくて運動ができない日々が続いても、全くお腹に肉が乗らない体になりましたよ!」
――薬膳家についても聞かせてください。これも資格があるのでしょうか。
「そうですね。私は中医学の最高資格である“国際中医薬膳師”を取得しました」
――そもそも薬膳にはまったきっかけは何だったのでしょうか。
「友人の誘いで、薬膳研究家のお話を聞く会に参加したことがあったんです。その時にいただいたカブのポタージュがとても美味しくて。作り方も簡単で感動したのですが、そのまま時が過ぎていきました。その後1ヶ月ほどしてタイに旅行に行ったんです。最終日に屋台のようなお店で生牡蠣を食べたらアウト!(笑) 翌日帰国してからすぐにお腹の調子が悪くなってしまったのですが、消化に良いものを食べた方が良いと考えた時、思い出したのがあの時のカブのポタージュ。教えてもらったポタージュのレシピを自分なりにアレンジしながら、3日間くらい食べ続けていました。『あれ、私は薬膳にはまっているのかも』と気がついたんです。でもその時は知識もなかったので、ちゃんと知識を身につけたら体の調子がもっと良くなるかも、と、学校に通い始めました」
――スポーツで体の調子は整えていた中、食事の面でも整っていったら最強ですね。
「昔決めた『よく寝てよく食べてよく運動する』の姿勢に繋がっていますよね。実は時を同じくして、10月に薬膳の資格も取得できました」
――3本柱が整ったわけですね。
「そうですね。今年は知識を吸収する1年だったので、来年はそれをどんどん広めていく、伝えていく年だと思っています」
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