「自分の国籍問題から見えた、人生」モデル・NOMAさんの生き方

 「自分の国籍問題から見えた、人生」モデル・NOMAさんの生き方
Photo by Naoki Yamashita
関早保子
関早保子
2018-10-27

自分の心の声に向き合うことは、簡単なようでいて難しい。「本当にやりたいことって何?」私たちは、自分の心の声を無視して、日々をサバイブすることに慣れている。だけど、そんなあなたは心の底から笑えているだろうか? 本連載ではインタビュー形式で、笑顔が素敵な女性たちの「笑顔のきっかけ」を探っていく。彼女たちにとって、笑顔にさせてくれるコトって何だろう? どうやってそれを見つけたのだろう? そして、それを始めたときの「はじめの一歩」って?

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「野生的な自分が蘇ったときに、決断できた」NOMAさんインタビュー【わたしの、はじめの一歩】#13

連載13回目は、モデル・NOMAさん。「FUDGE」や「sweet」でのレギュラーモデルを経て、数々の雑誌や広告を中心にファッション&ビューティーモデルとして活躍している。それだけに留まらず、植物の知識やフードコンシャスさを活かして、飲食店やプロダクトのプロデュースも手がける。
最近では植物療法やアロマテラピーを初め、植物にまつわる資格や旅の経験を通して自然の力や地球のユニークさを伝えるトークショーなどにも出演する才色兼備の彼女の笑顔の元にあるものとはー

――モデルとしてだけでなく、植物・宇宙・旅をライフワークにしているNOMAさんならではの、トークショーやコラム執筆など、様々な分野で活躍されていますね。
「新しい時代になりましたよね。自分の考えていることをSNSで書くことで、想いを多くの方に知ってもらえるようになったので、そこに共感してくださる企業やブランドと仕事をさせていただけるようになりました。とても嬉しいことです。」

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Photo by Naoki Yamashita

――そもそも植物研究などをするようになったのは、どういう経緯からなのでしょうか。
「モデルをやっているのに、謎ですよね(笑)。私は佐賀の大自然の中で育ちました。田んぼが永遠に続いているような場所。自然の中を探検するのが大好きでした。実は両親がそれぞれ生物の研究をしていたので、一緒に山に出かけることも。また母が連れて帰ってきたベニツチカメムシに番号をふるのを手伝ったり。そんな幼少期を過ごしたことが影響しているのかもしれません。」

――ご両親と同じような生態系の研究の方には進まなかったのですね。
「どちらかと言うと、私の注目は植物や宇宙でした。時間があれば図鑑や“ナショナルジオグラフィック”を読んでいました。ビジュアルの美しさに惹かれるのかな。植物を集めては標本していましたね。つい先日、大学で研究者をしている父の最終講義がありました。これまではアメリカで暮らす母と遠距離結婚だったのですが、これからは父も一緒にアメリカで暮らすということで、その引っ越しがありました。父が研究している昆虫、トータル1000匹ほどの引っ越しも手伝ったんです。筆でちょっとずつ動かしていくのですが、昆虫にはそこまで没頭できないなって、その時に思いましたね(笑)。でも、そういうものと触れ合っていたから、今の自分があるのだと思います。」※ご両親は動物行動を中心とした生態系の研究をしていて、たまたまベニツチカメムシが独特な生態を有するためにフォーカスしていたそうです

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Text by Sahoko Seki
Photos by Naoki Yamashita



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