「自分の国籍問題から見えた、人生」モデル・NOMAさんの生き方

 「自分の国籍問題から見えた、人生」モデル・NOMAさんの生き方
Photo by Naoki Yamashita
関早保子
関早保子
2018-10-27
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――そんな幼い頃のNOMAさんの夢は何でしたか?
「小学校2年性の頃の夢は『インディージョーンズになること』!とにかく冒険心が強かったようです。興味のあるものに対し、常に自分なりに科学していました。今もそれは変わりませんが、モデルという仕事で、改めて自分と対峙するようになりましたね。」

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Photo by Naoki Yamashita

――あまりご自分には興味がなかったのでしょうか。
「美容や健康面を通して自分にフォーカスしたことはなかった気がします。モデルを始めてから、万全な体調、万全な精神状態でいるためには…と自分に向き合うようになりました。そうすると、子どもの頃に没頭してきた植物や宇宙が、自分という存在とも繋がっていき、より深く考えられるようになりましたね。また、世界中への旅を重ねていく中でも、深まっていったのだと思います。」

――印象に残っている旅について聞かせてください。
「20歳で初めて一人で行ったインド旅です。」

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Photo by Naoki Yamashita

――お話の前に、初めての一人旅に何故インドを選んだのですか?20歳の女性が一人旅をするには、ディープな場所ですよね。
「大学生の頃、母と弟がいるアメリカに帰ったのですが、食のバラエティの少なさに疑問を感じたことがありました。そんなときに近くのインド料理屋さんに入ったら、とても感動したんですよね。カレーとナンが美味しくて。手をかけている感じは和食とも近い気がしました。そしてもちろん、スパイスの素晴らしさ!様々な植物を使ったスパイスに感動し、すっかりはまってしまいました。帰ってから当時住んでいた福岡に良い店を見つけました。ちょうどその頃、日本人の父とアメリカ人の母を持つ私は、国籍を選ばなければいけないときでした。でも自分がどんな職業につくのかも決まっていない中、国籍を決めることなんてできなくて…。モデルの仕事はすでに始めていて、スタイリストさんから頻繁に仕事をいただいていました。それも楽しかったですし、でも大学で勉強している環境学や国際法律も続けたいと思っていました。そもそもアメリカに帰ればアメリカの血がさわぐし、日本にいれば日本人としてのキャラクターが濃くなるのわけで…どちらかを選ぶなんて難しすぎ。考えすぎて訳がわからなくなり、体調をくずして痩せてしまいました。そこでインド料理にはまっていたこともあり、何も考えずに、一度インドに行ってみよう!って。」

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Text by Sahoko Seki
Photos by Naoki Yamashita



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