いつも感じる疲れの原因は何げなくしている呼吸だった！【超簡単】呼吸改善エクササイズ

いつもしている呼吸が疲れやすさの原因

無意識のうちに呼吸が浅くなったり、呼吸を止めてしまうことはありませんか？私たちは一日に約2万回もの呼吸を繰り返していますが、呼吸が浅いと体内に十分な酸素が取り込まれず、血液の循環も滞りやすくなり、結果として疲れやすくなります。また、呼吸が浅い状態が続くと、疲れやすさだけでなく、次のような不調を引き起こす原因にもなります。

● ホルモンバランスの乱れ
呼吸が浅いと自律神経のバランスが崩れやすく、特に、40代以降の女性に多い更年期に伴うほてりや不安感などの症状が悪化することがあります。

● 姿勢の悪化
浅い呼吸をしていると肩が前に巻き込みやすく、姿勢が崩れがちになります。この姿勢の悪化がまた、呼吸を浅くする原因となり、肩や首の筋肉が緊張して、呼吸がさらに浅くなるという悪循環を生むこともあります。

● 睡眠の質の低下
浅い呼吸はリラックス状態を作りにくいため、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなる原因となります。

こうした不調を予防・改善するためにも、意識的に深い呼吸をすることが大切です。

浅い呼吸の解消におすすめ！呼吸改善エクササイズ

今回は、背中や肩をほぐし、呼吸を深めるのに効果的なヨガポーズ「キャット＆カウのポーズ」をご紹介します。四つ這いの姿勢で呼吸に合わせて動くことで、ほぐし効果に加え、深い呼吸が自然に促されますよ。

キャットポーズ

このポーズをすることで、こわばった背中を徐々にゆるめることができ、呼吸が整います。

＜やり方＞

１）四つ這いになり、肩の真下に手首、腰の真下に膝がくるように位置を整える。両手は肩幅、膝は腰幅に

２）息を吐きながら、背中を丸めてあごを少しずつ引く

カウポーズ

このポーズをすることで、体の前側（胸）を開くことができ、呼吸が整います。

＜やり方＞

１）息を吸いながら、胸を引き上げて広げ、目線を正面かやや斜め上に向ける

今回ご紹介した2つの動きを呼吸に合わせて数回ゆっくりと繰り返しましょう。