眠れない、疲れやすい、ストレス...更年期にありがちなお悩み解消ポーズ<運動が苦手でもできる>


更年期に差しかかると、年齢とともに心身のちょっとした不調を感じることが増えるかもしれません。そんな不調の緩和や解消におすすめの、運動が苦手、体の硬さが気になる人でも無理なくできるポーズをご紹介します。短時間でできるのでぜひ試してみてください。
心当たりはありませんか?年齢とともに感じる心身の変化

更年期を迎えると、次のような身体的な不調や精神的な変化を感じやすくなりますが、心当たりはありませんか?
眠れない、質の悪い睡眠
更年期のホルモン変化が睡眠に影響を与え、夜中に目が覚めたり、ぐっすり眠れないことがあります。
ストレスや不安感
ホルモンバランスの乱れやライフスタイルの変化により、精神的な不安定さが強くなることがあります。特に、イライラや不安感が増し、リラックスするのが難しくなることも。
エネルギーの低下、疲れやすい
日常的に疲れが取れにくく、やる気がでないことが増えるのも、更年期の特徴的な悩みです。
肩こりや腰痛
長時間の家事やデスクワーク、運動不足などが原因で、肩や腰に慢性的な痛みを感じることがあります。
冷えやむくみ
血流が滞りがちで、冷えやむくみが起きやすく、体調が優れない日が増えることも。
これらの悩みは、ホルモンバランスの乱れや自律神経の不調が大きな原因となっています。更年期における体の変化は、体内のエネルギーの流れにも影響を与え、特に背中や肩、腰、骨盤周りに緊張が溜まりやすくなります。このため、血流が悪化し、筋肉の緊張や痛みが起こりやすくなります。また、精神的な不安やストレスが体に現れ、心身の調和が乱れやすくなります。
更年期あるあるの症状の緩和に「スフィンクスのポーズ」
こうした更年期にありがちな症状に役立つのがスフィンクスのポーズです。このポーズは、身体的な緊張を解消し、精神的なリラックスを促すため、更年期の悩みの緩和にとても有効です。
期待できる主な効果
・胸を開き、深い呼吸を促進することで、リラックスしやすくなり、質の良い睡眠をサポートする
・背中を伸ばして筋肉の緊張を解消し、体全体の血行が良くなることで、心も穏やかにリラックスしやすくなる
・体を優しく反らせることで、血流が改善し、活力が湧きやすくなる
・背中や腰の筋肉を伸ばし、緊張をほぐすことで、慢性的な痛みを軽減する助けになる
・骨盤周りや背中の血流を改善し、冷えやむくみを緩和する
やり方

1)うつ伏せになり、足は腰幅か少し広い程度に開く。両肘を肩の真下に置いて前腕を床につけ、前腕で床を押しながら、上半身をゆっくりと持ち上げる。胸を前方に開き、肩を耳から遠ざけて首を長く。腰の反りが気になる時は、肘を少しだけ前に進めてみる。
2)深い呼吸を意識しながら、数秒から数分間ポーズをキープした後、息を吐きながら上半身をゆっくりと床に戻す。
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