【座ったまま2分でできる】腰やお尻の痛みを緩和する「梨状筋」ほぐし


お尻の筋肉の奥底にある「梨状筋(りじょうきん)」が硬くなると、坐骨神経を圧迫して、お尻などの痛みにつながることがあります。硬くなった梨状筋をほぐすストレッチをご紹介します。
「梨状筋」は、臀筋群の奥にあるインナーマッスル
股関節を外旋(太ももの前面を外側に向くようにねじる)する際に働く筋肉の一つに「梨状筋(りじょうきん)」があります。
梨状筋は、太ももの骨(大腿骨)と骨盤を結ぶ筋肉で、お尻の筋肉の奥にあるインナーマッスルです。股関節を動かすだけでなく、立つときや歩くときにも欠かせない筋肉です。

長い時間座り続けていると、梨状筋が硬くなりがちです。他にも、野球やゴルフなど上半身を捻る姿勢が多いスポーツで、梨状筋が硬くなることもあります。梨状筋が硬くなると、お尻の痛みなどを起こすこともあるので、定期的にストレッチでほぐしていきましょう。
梨状筋を通っている「坐骨神経」
坐骨神経は、坐骨を通り「梨状筋」を抜け足へ向かう末梢神経のひとつです。この坐骨神経が圧迫されると、まわりにある痛みを感じるエリアが刺激され、電気が走ったような痛みや、ピリピリしたしびれなどを引き起こす可能性が出てきます。
梨状筋が硬くなることで、神経が圧迫されます。腰や太もも、お尻などに痛みが出ると、日常生活の動作に支障が出てきてしまうので、梨状筋をしっかりとほぐしていきましょう。

硬くなった「梨状筋」をほぐすストレッチ
①右脚を前に伸ばし、ひざを曲げて外に開き、ひざの角度を90度に保ちます。左脚を横に開き、ひざが90度になるように曲げます。
②両手を床につけ、背筋をまっすぐと伸ばし、息を吸って吐きながら上半身を前に倒していきます。腰から丸くならないように、骨盤を立てて行なってください。左のお尻の筋肉が伸びていればオッケーです。

③呼吸をしながら30秒ほどキープをします。次に、両手を左斜め方向に移動し、さらにストレッチを深めていきます。

④呼吸をしながら30秒キープをし、反対側も同じように行います。
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