「鯖」と「鮭」栄養価が高いのはどっち?管理栄養士が回答!


物価が高騰し、魚も高くなって食卓に取り入れにくくなっていますね。そんな中でも鮭や鯖は1年を通してスーパーでも手軽に手に入る食材です。健康を考えて魚は週に1回以上は取り入れたいところですが、せっかくなら美味しく、より栄養価が高い魚を選びたいですね。本記事では、食卓に取り入れやすい鮭と鯖を比較して、どちらが栄養価が高いのか、管理栄養士が解説します。
鯖の特徴

日本で最も多く食べられている「真鯖」の特徴についてみていきましょう。秋から冬にかけて脂がのって美味しくなります。背中には模様がありますが、腹側の下半分は真っ白なのが特徴です。高血圧や動脈硬化を予防すると言われる「EPA」(エイコサペンタエン酸)や記憶力や認知機能の向上に関わる「DHA」(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれています。また、体内で作ることができない必須アミノ酸がバランスよく含まれている良質なたんぱく源です。「塩焼き」や「味噌煮」「竜田揚げ」がおすすめです。


鮭の特徴

鮭もいろいろな種類がありますが、今回は「紅鮭」の特徴についてみていきましょう。身の色は鮭の中でも最も赤く、鮮やかなのが特徴です。身は引き締まっていて、程よく脂がのっていて、うま味が強く濃厚です。紅鮭にはカロテノイドの一種「アスタキサンチン」が豊富に含まれています。アスタキサンチンアは強力な抗酸化作用があり、美肌効果や疲労回復の効果があります。「塩焼き」「ホイル焼き」「ちゃんちゃん焼き」「フライ」がおすすめの食べ方です。


主な栄養価

エネルギーや脂質、鉄は真鯖が多いですね。一方、紅鮭はたんぱく質やカリウム、ビタミンDが多いことが分かります。
鉄・・・全身に酸素を運搬する働きがあり、不足すると貧血になったり、疲れを感じやすく、思考力、運動能力の低下に繋がります。
カリウム・・・摂りすぎたナトリウムを排泄する働きがあり、塩分の摂りすぎやむくみ防止に効果があります。
ビタミンD・・・カルシウムの吸収を促進し、骨や筋肉を丈夫にする働きがあります。免疫機能を調整する働きもあり、風邪や感染症の予防にも効果があります。
まとめ
比較的手に入りやすい鮭と鯖ですが、それぞれに特徴がありました。結果は、ダイエット中で脂質やカロリーが気になる時や美肌には鮭!動脈硬化を防ぎ、記憶力アップさせたい時や貧血気味の時には鯖!となりました。どちらも栄養豊富な食材なので、これからも積極的に取り入れていきましょう!
【参考】
食品データベース(まさば/生)
食品データベース(べにざけ/生)
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く