「たかが肩回し。されど肩回し」肩こり以外にもメリット多数!毎日の習慣にすべきこれだけの理由とは
肩のこりや疲れを感じた時にする肩回しには、肩こりの解消や予防以外にも意外なメリットがあります。シンプルな動きなのに嬉しい効果がある肩回しを、毎日の習慣にしてみませんか?
肩回しで動く筋肉
肩回しでは、主に三角筋、僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋などの筋肉が動きます。特に三角筋や僧帽筋は、全身の筋肉の中でも大きな部位に入ります。これらの大きい筋肉をほぐすことで血流が促進され、疲労物質が排出されやすくなります。さらに、周辺の小さい筋肉への負担も軽減され、肩全体のこりが解消しやすくなります。
肩回しの肩こり以外の効果
肩回しは肩こりだけではなく、次のような効果も期待できます。
姿勢の改善
肩回しを行うと、肩甲骨周りの筋肉がほぐれ、肩が正しい位置に戻りやすくなります。特に巻き肩や猫背などの改善に効果的です。肩甲骨を動かすことで背中の筋肉も刺激され、背筋が伸びて、姿勢が整いやすくなります。
血行促進による疲労回復
肩回しは肩甲骨や背中の筋肉を動かすので、上半身全体の血行が良くなります。これにより、筋肉内の老廃物が排出されやすくなり、疲労感が軽減され、全身のリフレッシュ効果が期待できます。
ストレス軽減
肩や首に緊張感があると、精神的なストレスも感じやすくなりますが、肩回しで肩や首周りの緊張がほぐれると、気持ちもスッキリして自然とリラックスした状態になり、ストレスの軽減につながります。
代謝のアップ
肩回しで肩まわりの比較的大きな筋肉が動くと、基礎代謝が上がり、脂肪燃焼効果が高まります。さらに、肩回しは背中の筋肉にもアプローチするので、上半身全体の広範囲にわたって筋肉を刺激することになります。
今日から毎日10回やってみよう!シンプルな肩回しと効果アップのコツ
やり方
両手の指先を左右それぞれの肩につけたまま、肘で大きな円を描くようにして肩を回す。前回し、後ろ回しをそれぞれ10回を目安に行う。慣れてきたら、回数を増やしてみる。
効果アップのコツ
① ゆっくりと大きく動かす
急いで小さく動かすよりも、ゆっくりと大きな動きを意識しましょう。
② 呼吸に合わせる
動きに合わせて深い呼吸を取り入れると、リラックス効果が増し、筋肉がさらにほぐれやすくなります。肩を回す時に、吸いながら肩を上げ、吐きながら肩を下げてみましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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