ガチガチになる前にやって!日々蓄積されたスマホ首の疲労を和らげる〈ゆらゆら首コリほぐし〉
長時間スマホを見るような姿勢が続いてしまうと、首や肩まわりがガチガチに張りやすくなってしまいます。そして、そのまま放置していると疲労が蓄積され様々な不調に繋がってしまうことがあります。そこで今回は、現代人が抱えやすい「首コリ」をほぐすエクササイズをご紹介します。
首は全身の動きに関わる
首は常に重い頭を支えていて、背骨は横から見たときに背骨の首と腰の部分は緩やかな前湾した曲線=S字カーブの緩やかな曲線があることで衝撃を吸収し、バランスを保ち体の様々な動きに対応することができます。
しかし、スマホを見るようなうつむく姿勢は首周辺の筋肉が緊張状態となります。常にスマホを見る姿勢が定着してしまうと首の前湾カーブが崩れてしまい全身の歪みにも繋がってしまうことがあります。
首は呼吸にも関わる
胸郭を動かし、呼吸に関わる筋肉の総称を呼吸筋と呼ばれています。呼吸に関わる肺は自ら運動することができないので、肺周囲の胸の体積を変化させる肋間筋(外肋間筋・内肋間筋)、横隔膜が働くことで呼吸運動を行っています。
スマホを見るような姿勢が長く続くと肋間筋・横隔膜の働きにも影響を及ぼします。特に、横隔膜は首にある神経の影響を受けるため横隔膜の動きを阻害してしまいます。
呼吸筋の働きが悪くなると…
呼吸筋のメインとなる肋間筋・横隔膜の働きが悪くなると、呼吸筋を補助をする様々な筋肉=首まわりにある胸鎖乳突筋・斜角筋に負担がかかり、補助筋の緊張が続くと首のまわりに疲労が蓄積されます。
この状態を放置しておくと、首コリ以外に自律神経の乱れによる不調を招く恐れがあります。いつも疲れている、頭痛・めまい・腰痛・眼精疲労・イライラしやすいなどの不調の原因にもなりかねません。
スマホ首の疲労を和らげるゆらゆら首コリほぐし
首まわりのコリを感じている方は、今回ご紹介するエクササイズを取り入れて、首のまわりをほぐしスッキリさせましょう!
<やり方>
1)座った姿勢で背中で手を組む
2)組んだ手を片側の腰へ寄せる
3)頭を組んだ腰の方へ傾ける。この時、肩が上がらないように注意しましょう
4)あご先を斜めにうなずいたり、左右に微細な動きでゆっくりと揺らす。心地よい小さな動きを意識しましょう
▼ 動画を見ながら一緒にやってみましょう ▼
参考図書:『身体運動の機能解剖改訂版』
AUTHOR
竹内結子
ヨガインストラクター 。ホットヨガやスポーツクラブでヨガを体験し、もっと学びを深めたいとの思いから様々な流派のヨガメソッドを経験、さらには指導者資格を取得するに至る。ヨガへの学びを深める中で中医学と出会い、中医学関連の資格も取得。見えない心や感情、身体への理解を求めて東洋、西洋の視点で勉強中。RYT200、ケン・ハラクマのアシュタンガヨガプライマリーシリーズTT、シニアヨガ、中医養生ヨガ®初級中級、中医学女性の体とマタニティ、四季養生ヨガ、JOPHEE中医学骨盤モジュールTT修了。
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