〈ぐっすり眠る〉寝る前にひとつだけするなら…→シンプルだけど効果的。おすすめの安眠ポーズ
疲れた日の夜、ヨガやストレッチをするのが面倒に感じることもありますよね。そんなときでも、ポーズひとつだけなら体に負担をかけず、無理なく心身をリセットできます。今回は「寝る前にひとつだけするならこれ!」というおすすめのポーズを2つご紹介します。
寝る前のヨガの効果
寝る前に行うヨガは、心身をリラックスさせ、質の良い眠りを促します。特に、以下のメリットが期待できます。
ストレスを軽減し、心を落ち着ける
深い呼吸や胸を開くポーズで、日中のストレスや心配事を軽減し、心をおだやかにします。
筋肉の緊張をほぐし、疲労回復を促進する
座り仕事や立ち仕事でこわばった筋肉を優しくほぐし、体全体の疲労感をやわらげ、スムーズに眠りへと導きます。
血行促進とむくみ解消
ヨガで血流が促進され、体のこわばりやむくみが改善されます。特に腰や脚の重だるさが気になる方は、翌朝の軽さを感じやすくなります。
呼吸が深まる
ポーズをとりながら深い呼吸を繰り返すことで、体内に酸素を供給し、脳を落ち着かせて自然に眠りに入れるようになります。
ポーズひとつだけでも効果を得られるの?
「これだけの効果を得るには、いくつかのポーズが必要?」と思うかもしれませんが、今回ご紹介するポーズでは「リラックス」「呼吸を深める」「心身の緊張を解く」といった効果をまとめて得られます。疲れた日や忙しい日にもおすすめです。
寝る前たったひとつのポーズ、おすすめ2選
枕やクッションを使って体を無理なくサポートし、楽にポーズをキープできるようにします。
チャイルドポーズ
<ここがおすすめ>
・日中に硬くなった背中や腰まわりが優しくのびる
・膝を少し開くので股関節も優しく開く
・枕に体をあずけることで、安心感とリラックス効果アップ
<やり方>
① 正座の姿勢から膝を腰幅より少し開き、縦置きにした枕を膝の間に置く。
② 上体を前に倒してお腹と胸、顔を枕の上に乗せ、顔を左右どちらかに向けて休む。手は枕の両側に置いて、肩の力を抜く。ゆっくりと呼吸を繰り返してポーズをキープする。途中で顔の向きを変えながら行う。
足を壁に上げるポーズ
<ここがおすすめ>
・足が心臓よりも高い位置になることで血液の循環を促す
・下半身のむくみの解消
・背面が枕でサポートされることで胸がやさしく開いて呼吸が深まる
<やり方>
① 壁の近くに枕を置き(背中が乗るように壁に対して縦向きに)、枕の上、壁の近くに座る。
② 脚を壁に向かって伸ばしながら仰向けになる。背中が枕の上で安定するように体の位置を整える。両腕を胴体の横におき、深い呼吸を続けながら好きなだけポーズをキープする。
※ 足先が冷えやすい人は、靴下を履くなどして冷えないようにする
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く