50代で代理出産により母になったナオミ・キャンベル「子どもを育てることの素晴らしさ」を語る
先日、代理出産で子どもを授かったことを認めたスーパーモデルのナオミ・キャンベル(54歳)。様々な人生経験を経た彼女が今、若い世代に伝えたいこととは?
母親となったことは人生で最も誇らしい瞬間だった
ナオミ・キャンベル(54歳)は、50歳で初めて母親となり、その瞬間が彼女の「人生で最も誇らしい瞬間だった」と語った。1980年代にスーパーモデルとしてデビューして以来、長いキャリアを持ち、多くの人々に影響を与えてきたが、50代になって、彼女は母親になることで自分の人生に新しい価値を見出している。
ナオミ・キャンベルは、2021年に代理出産で娘を迎え、2023年には息子も迎え入れた。彼女は自身の子どもたちの名前や顔を公にせず、プライバシーを守ることを選んだ。そして、母親になったことが、彼女にとってどれほどの喜びと誇りをもたらしたかを強調した。
「母親になったことは間違いなく、私の人生で一番の誇りです」とナオミは語る。彼女はまた、代理出産という選択についても率直に語った。「子どもは私にとって全てです。彼らが私の最優先事項であり、彼らの初めての学校の日には必ずそばにいたいと思っています」と述べ、母親としての強い責任感と愛情を表現した。
ナオミ・キャンベルの人生は決して平坦なものではなかった。ナオミは、15歳でファッション業界に飛び込み、多くの挑戦と困難を乗り越えてきた。自身の成功を支えた人物として、ジャンニ・ヴェルサーチェやカール・ラガーフェルド、アレキサンダー・マックイーンの名前を挙げ、彼らの友情とサポートが彼女にとって非常に大きな影響を与えたと語る。先日、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館では彼女のキャリアに焦点を当てた展示『Naomi: In Fashion』が開催された。彼女はその展示について「これは私がいつか書こうと思っていた本のようなもの」と語り、自身の夢が現実になった喜びを表した。
若い世代に対して子どもを持つことの素晴らしさを知ってほしい
ナオミ・キャンベルは現在、ふたりの子どもをひとりで育てており、自分自身もシングルマザーに育てられた。その経験から、彼女は若い世代に対して子どもを持つことの素晴らしさを知ってほしいと強調する。「経済的に厳しい時代かもしれませんが、母親になることは本当に価値があります」と語る彼女は、母親としての新しい役割を全力で楽しんでおり、未来を担う子どもたちの健やかな成長をサポートすることに「やりがい」と「生きがい」を感じているようだ。
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AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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