気温が高くなる季節、冷蔵庫にしまっておくべき調味料とは?管理栄養士が解説

 気温が高くなる季節、冷蔵庫にしまっておくべき調味料とは?管理栄養士が解説
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日差しが強くなったり気温や湿度が高くなる夏、「調味料はそのまま置いていて大丈夫かな…?」と思ったことはありませんか?実は、普段は常温保存でよくても夏の間は冷蔵保存した方がいい調味料があるんです!この記事では、夏の間は冷蔵庫で保存した方がいい調味料と、迷いやすい調味料の保存方法について解説します。

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夏に冷蔵保存した方がよい調味料

しょうゆ

シンクの下やキッチンの棚などにしまう方も多いと思いますが、しょうゆはカビが生えやすく酸化しやすいため冷蔵庫で保存しましょう。空気に触れると酸化して味が変わりやすいので、冷蔵庫に入れることで味の変化を抑えることができますよ。一般的には長く使うことができる調味料ではありますが、風味は落ちやすいので真空ボトルに入ったものを購入するか、すぐに使いきれるサイズを購入するのがおすすめです。

お酢

調味料の中では劣化に強く、基本は直射日光を避けて冷暗所に保存して問題ないお酢ですが、夏の気温が高い場合は冷蔵保存がおすすめです。開封後はキャップをしっかり閉め、びんを縦にして保存しましょう。空気に触れる面を少なくすることで風味の低下を防ぐことができます。

ただし、ポン酢や調味酢など他の調味料が混ざっているものは酸による殺菌力が低下しています。開封後は冷蔵庫で保存してくださいね。

みそ(開封前)

スーパーなどでは常温で売られているみそ。開封前は常温保存でも問題ありませんが、気温や湿度が高くなる夏場は発酵のスピードが早まり風味が変わってしまうので、開封前でも冷蔵保存がおすすめです。開封後は風味が落ちたりカビが生えやすくなるので、冷蔵庫で保存しましょう。

最近は減塩のものやだし入りの味噌が増えてきており、塩分濃度が低く傷みやすいものもあるので気をつけましょう。

調味料
夏に冷蔵保存した方がよい調味料

これは常温保存?冷蔵保存?

小麦粉などの粉類

小麦粉などの粉類は保存方法に迷いやすいですよね。小麦粉は、基本的に高温多湿の場所を避けて常温保存で問題ありません。ただし、わずかな隙間からダニが侵入して繁殖することがあるので、保存するときはしっかりと封をして早めに使い切ることが大切です。一方冷蔵庫で保存すると、取り出すときに室温との温度差でダマができたりカビが生えたりすることもあるのでおすすめはできません。

ただし、ホットケーキミックスやお好み焼き粉など他の調味料が混ざっているミックス粉は冷蔵保存が安心です。こちらも開封後は早めに使い切るようにしてくださいね。

砂糖や塩

賞味期限のない砂糖や塩は常温保存で問題ありません。冷蔵庫に入れると温度が急激に変化することで結露が発生し、逆に固まってしまうことがあるので注意が必要です。

砂糖の中でも黒糖は普通の砂糖より水分を多く含んでおりカビが生えやすいので、密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保存しておくと安心ですよ。

酒やみりん

酒や本みりんはアルコールや糖分が多く含まれているため、直射日光を避けた冷暗所で保存することが可能です。とくに本みりんは、冷蔵庫に保存すると含まれる糖分が結晶化することがあるので、常温保存の方が適しています。ですが、みりん風調味料はアルコールがほとんど入っていないため開封後は冷蔵庫で保存しましょう。

酒は長期間常温に置いておくと風味が飛びやすいので、できる限り早めに使い切るようにしてくださいね。

まとめ

夏に冷蔵庫にしまった方がよい調味料や、迷いやすい調味料の保存方法についてご紹介しました。普段何気なく使っている調味料ですが、気温や湿度によって保存場所を変えなければいけないのは驚きですね。正しい保存方法をしていても味や風味が少しずつ落ちていくので、ふたを開けたあとは早めに使い切ってください。

参考サイト:

日清製粉ウェルナ

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AUTHOR

管理栄養士 野口久美子

野口久美子

管理栄養士/調理師。大学卒業後、保育園栄養士と食品開発の仕事を経てフリーに転身。現在は子育てをしながらライターとしてレシピ紹介や栄養に関する分野でコラムを執筆している。



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