【アスパラガス】立てて保存をすると長持ちする?管理栄養士が教える、おいしい選び方と賢い保存方法
春になると店頭に並び始めるアスパラガス。くせがなく甘味のあるアスパラガスは、子供から大人まで人気のある野菜ですよね。 ただ意外に知られていないのが、おいしい選び方と長持ちする保存方法。ちょっとしたコツを知るだけで、おいしさがぐんと変わりますので、ぜひ試してみてください。
おいしいアスパラガスの選び方とは?
せっかく食べるのであればおいしいアスパラガスを選びたいですよね。選び方のコツを見ていきましょう。
①穂先がピンとしていて締まっているもの
穂先にハリがないものは、水分が抜けて、鮮度が落ちている証拠。ピンとしてハリのあるものを選ぶようにしましょう。
②太くまっすぐなもの
アスパラガスの種類にもよりますが、一般的には太いものの方が水分を多く蓄えており、みずみずしくおいしいと言われています。細いものは筋っぽく感じる場合があるそうです。
③はかまが正三角形で均一に並んでいるもの
アスパラガスのはかまが正三角形のものは鮮度がいい証拠です。日が経つにつれて、はかまが正三角形から二等辺三角形になっていくと言われています。また、はかまが茎にピタリとついているものを選ぶようにしましょう。
ちなみにホワイトアスパラガスは、緑色のアスパラガスと同じ種類であることはご存じですか?違いは生育方法。日光に当てずに育てると光合成をしない為、白いアスパラガスに育つのです。ホワイトアスパラガスは少し値は張りますが、青臭さがなく、甘味や旨味が強いのが特徴です。
おいしさが続く 正しい保存方法とは?
アスパラガスは鮮度が落ちやすい野菜で、時間が経つとかたくなりやすいです。その為、なるべく早く食べるのがおすすめ。すぐに調理をできない場合は、以下の保存方法にしましょう。
①ジップ付きの袋にアスパラガスの穂先が上になるように入れる。
②冷蔵庫に立てて保存する。
アスパラガスは成長が早く1日に5cmほど伸びることもあるそうです。アスパラガスを寝かせて保存をすると、穂先を起こそうとして養分を使い、鮮度や味が落ちてしまうのだとか。
またしばらく調理をする予定がない場合は、冷蔵で長期間保存するよりも、冷凍保存の方がおすすめ。冷凍保存をする時の下処理は下記の通りです。
①切り口を切り落とし、アスパラガスの下から1/3ほどをピーラーで剥く。(アスパラガスの下の方は繊維が硬いため)
②ラップで包み、ジップ付き袋に入れて冷凍する。
使う時は、短く切って、冷凍されたままフライパンや鍋に入れてOK。ぜひ試してみてくださいね。<参考文献>
JAグループ 春・夏の旬野菜グリーンアスパラガス
JA会津よつば アスパラガス
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
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