MEDITATION & MIND
集中力を高め、インスピレーションを与える「ムドラ」っていったい何?
ムドラとは、手や指でとるシンボルのこと。ハタヨガの重要なテクニックのひとつであり、エネルギーの流れをよくする、自らの内側に安らぎ、勇気、自信を培ってくれるなど、重要な意味がある。ムドラへの理解を深め、そのパワーを感じてみよう。
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ヨガのクラスではしばしば、プラクティスが真我への祈りや捧げものの一つの形であることを思い出すために、クラスの始まりと終わりに手をアンジャリ・ムドラ(敬礼の印、合掌のポジションとも呼ばれることもある)にする。両手を合わせることで、結びつきを身体的なしぐさによって形作る――つまり、私たちに生きとし生けるものの間のつながりに気づかせる、個我の感覚と真我との結びつきを象徴的に表すわけだ。手のしぐさを保ちながら、真我と結びつこうとする志をそこに吹き込んでみると、マインドと心に変化が起きるのに気づくこともある。すると、つながりという感覚から行動する方法がはっきりと見えてきたりするのだ。
手のしぐさであるムドラは、チッタ・バーヴァナーという、特別なマインドの状態を培う方法である。ムドラは数多くあるが、それぞれが慈愛、勇気、智慧といった、特定の質を表している。ムドラを実践すると、自らの内に宿るそういった特質の根源的なものが目覚めると考えられている。
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