ムドラとレイキ|不安を取り除き心を落ち着かせるテクニック
人気のヨガ講師であるセッドマン&ロドニー・イー夫妻。今回紹介するのは、手を使って心の落ち着きを取り戻すムドラを紹介する。「ムドラ」とは、指の形、手印を意味し、ハタヨガの重要なテクニックのひとつである。心を落ち着かせてくれるので、ムドラ単独で取り入れてもいいし、セッドマン&ロドニー・イー夫妻考案のアーサナのシークエンスの前に取り入れるのもおすすめだ。
特別な道具はいらない。この方法さえ知っていれば、どんな場所でどんな状況にあっても、心を鎮めることができる。ぜひ試してみてほしい。
シャン・ムキ・ムドラとレイキで感覚を内側へと向ける
心を静めるシャン・ムキ・ムドラから始めよう。人差し指と中指の先を鼻のつけ根、薬指を鼻先のところに置く。小指は口角に当て、親指で耳の入り口の突起を内側から軽く押す。
その後、下で紹介する8つのレイキのポジションを行おう。レイキは、エネルギーバランスを整える日本のテクニックで、病院でUrban Zen Integrative Therapyを行う際の大変効果的な手法となっている、とロドニー・イーは説明する。「私たちは、ちょっとした人との触れ合いがすべてのケミストリーを変えるということを忘れてしまうんだ」彼は言う。「何よりもまず、レイキは自分で行うことができるものだ。それぞれの手のポジションは、3分間保つのが伝統的だ」。
1.楽に座るか、ベッドで体を起こした心地よい姿勢をとって目を閉じる。指先を頭頂に持っていき、手のひらをこめかみに当てる。
2.次に手のひらを目の上に持っていき、指先で額に軽く触れる。
3.手を頭の裏側へとスライドさせる。
4.手のひらを移動して、首の横を覆う。
5.手を胸の上のほうに置き、親指で鎖骨に軽く触れる。
6.手を胸の下のほうに移動し、指先で肋骨の下部に軽く触れる。
7.手をお腹の上の部分、へそのすぐ上にスライドさせる。
8.最後に手をへそのすぐ下へ持っていく。
指導・モデル/コリーン・セッドマン・イー
1980年代半ばよりヨガを学ぶ。1999年にニューヨークのサグ・ハーバーにスタジオyoga Shantiをオープン。ロドニー・イー、ダナ・キャランと共同でUrban Zen Integrative Therapyを設立。ヨガDVDも複数制作しており、著作には『Yoga for Life:A Journy to inner peace and Freedom』がある。
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